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Minimal シングルとブレンドの食べ比べ

Minimal からまさかのブレンドが発売されたので、これまでのシングルオリジンとの違いを考察。

公式オンラインショップで発売されていた「NUTTY食べ比べセット」と、お土産に付いていたクーポンで入手した「お試しセット」の感想も交えながら、ブレンドと比較してみます。

まずはNUTTYの食べ比べセット3種。

・ガーナ
クラシカルなカカオパウダーやブラックコーヒー(マンデリン)のようなキレのある苦味と力強い香り。

・ブレンド
甘~いミルクの泡がたっぷり乗った、まろやかカプチーノのイメージ。ナッツの香りとコクがぶわわと立ち上がります。

・ハイチ
キャラメリゼアーモンドのような香ばしさと、たっぷりの甘味。

次はお試しセット。

・コロンビア(NUTTY)
ピーナッツやカシューナッツのようなコクのある旨味!

・ベトナム(FRUITY)
フレッシュなアンズのよう。酸味が弾ける!

・トリニダードトバゴ(SAVORY)
薬草やカリンの香り、さっぱりとした清涼感。

最後はFRUITYのブレンド。
イチゴやブルーベリー。赤紫が浮かんでくる香り。酸味はあるものの、とても穏やかで、どちらかというと、ベリーの香りがぎゅっぎゅっと詰まっている感じ。

シングルは、大きな1つの特徴がズバっときて、味もハッキリ出ています。
ブレンドは、シングルにはなかった香り、さらにそれらが生きるようなバランス感覚のある味わい。
セイバリーのブレンドは未食なので、ハッキリとしたことは言えませんが、コンセプトはそのあたりにあるだろうと感じます。
変わらないのはカカオの香りの強さと、ザクザク感。ある意味Minimalの核とも言える部分。
あっ、Minimalのチョコだ!でもいつもより食べやすくて、香りに多様性と奥行きのあるな、というのがブレンド。コストや個性を抑えるための配合ではありません。シングルオリジンというジャンルを確立してきた自社製品の独自性を逆手にとって、新しいジャンルを開拓したわけです。これを作ろうと思い至り販売を決断した勇気がもうキュンキュンですし、これは相当な試作を重ねているな、Minimalが大好きな人が作っているんだなと強く伝わってきます。

Minimalは店頭のみの月替わりデセールを始め、焼菓子・アイス・ドリンクなども扱っています。店舗も約4年で4つに増え、異業種コラボやワークショップも行われている裾野の広いホットなブランド。
日本のBean to bar のトップランナーとして知名度が上がり「シングルオリジンカカオ、たまらんよね」と、ファンの多くが認知してきたタイミングでのブレンド投入だったのではないかと思います。
実際私も、ブレンドの発売を知り、思わず目を疑いました。そして商品解説を熟読した後、即決購入しました。シングルオリジンマニアにとっては、そのくらいインパクトが大きかったわけです。

ちなみに、食欲の落ちる夏でもMinimal のチョコはオススメ。冷やして食べても、カカオを強く感じられる仕様なので、すぐに冷蔵庫からぱっと出して食べられます。つまり、ビールにもあうし、アイスにかけても良いわけです。これはBean to bar チョコとしてはかなり画期的だと思います。

ご興味が湧いたら、是非お店に足を運んでみてください。

Minimal(ミニマル)
https://mini-mal.tokyo/

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