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【2023最大級】父看取り

久しぶりに投稿し始めたばかりですが
早速今年の振り返りをさせてもらいます。

今年の大きな出来事
というよりも
人生で最大級になった
実父を自宅で看取り。

享年91歳 実父
2023年8月11日午前1時10分

まっすぐな寝姿
胸で手を組んで
静かに眠るように
おだやかな顔で
旅立った。

まるで、亡き母や兄が迎えにきたかのように
目元が緩んでいるような気さえした。

すぐに駆けつけてくださった
訪問診療のドクターの書類には
「老衰」の記載

胃がん・肺がんを患ってはいたものの
最後は自然に息を引きとった姿に
闘病生活とは程遠い最後で
見守る私も心の痛みがなく
見送る事ができた。

父を自宅に呼び寄せ
介護するようになったのは
5年前の
2018年8月
主人と3人暮らしが
なんとも、まぁ、面白く愉快。
当時は相棒のステッキで
自由自在に動き回っていた父。

あの
「コツッ、コツッ、コツッ・・・」の音が
懐かしすぎる。 涙

2022年4月突然主人が単身赴任

それから1年4か月
父と二人暮らし

プラス
2愛犬

父が寝たきりになったのは
今年7月
半月ほどはベッドの上での生活

とにかく頭がしっかりしていた父
最後数日はもうろうとすることもあり
懐かしい話や
とんちんかんなことも口にしたけど

息を引き取る寸前

つめたいお茶をふくませてあげたら

小さな声で
「おいしい」

そして

父が右手を小さく振って
「ありがとう、寝ておいで」
最後の言葉だった。

今まで、少しでも傍にいることを望んでいた父が…

たしかに、1時間おきに
体制を変えるために介助していたので
疲れた顔をしていたのか
眠そうな顔していたのか

そんなことを気遣う父を
きっと
亡き母と兄が迎えにきたのだろう

母のことが大好きな父だったから

静かに
まるで
「行ってきます」とでも言うように

父は旅立ちました。

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父の介護・看取りによって
私の人生観は大きく変容しました。
今まで出会うことのなかった医療や介護に従事されている方々からは文章にはできないくらい大きな気づき感動をいただきました。
また、
91年間の生涯を閉じた父からも、大切な大切な宝物をもらい
今後、恥じないように生活していきたいと、強く思っている日々です。

こんな私が経験したことが
少しでもお役に立てたら嬉しく思い
今後も投稿してまいります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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