ピアノと私

ピアノを始めたきっかけ

私がピアノを始めたのは、小学校1年生の時、友達が、ちょうちょやチューリップを弾いているのを見て、自分もマネしたら弾けたから、すごく楽しくて、親に頼んで近所のピアノ教室に通わせてもらいました。

でも、経済的な問題があり、1ヶ月に1回しかピアノのレッスンを受けられなかったし、ピアノはなかったので、キーボードで練習していました。

なので、指は強くならなかったし、当時ピアノのレッスンでは定番のバイエルがなかなか終わりませんでした(笑)

その別れは突然に。。。

小学校6年生の時に、初めてピアノの発表会に出ました。

曲は、チャイコフスキーの、『悲しき歌』。

この曲で、初めてペダルを踏みました。

発表会は、近くのホールでありました。

大きなミスをせず、上手く弾けました。先生も褒めてくれました。

でも、それが、私と先生との最後の会話でした。

その発表会から2ヶ月後、先生は、末期の子宮頸がんで、亡くなってしまいました。

しばらくピアノを弾かなかった。。。

私は先生のことが、大好きでした。いつも、褒めてくれて、太陽のような、先生でした。

心にぽっかり穴が開いたような、そんな感じがしました。

そんな時、1本の電話が。。。

そんな時、1本の電話が鳴りました。

先生の娘さんからでした。娘さんが、引き継いで、ピアノを教えてくれることになりました。

人生で、初めての挫折。。。

私は、ピアノはあまり上手くなかったですが、高校の時、勉強を頑張ったので、特別推薦で、面接だけで実技試験なしで大学に進学しました。

すると、とても厳しい先生の門下生になってしまいました。

先生には、「あんたみたいな下手なの見たことないわよ」とか、いろいろ傷つくことを言われて、挫折してしまいました。

レッスンの前の日になると、怖くてドキドキドキドキしました。

全然ピアノ楽しくなかったけど、でも、自分で選んだ道だから、貫きたかった。。。

飛び降り、その後。。。

私は、自分が車いすになり、前のように、ピアノが弾けるのか、とても不安でした。

しばらく、誰にも習わずに、自分の好きな曲を弾いていました。

でも、お医者さんの励ましもあり、自分の通っていた、大学に併設された音楽教室に通い始めました。

そして、現在。。。

そこの音楽教室では、毎年春分の日に、そこの大学のホールでおさらい会があります。それに向かって、毎年月2回、レッスンを頑張っています。

それは、私の生きる原動力となっています。

もし、私のピアノを聞いて、1人でも救われる人がいるなら、それが、私が生きた意味なのかなぁと思ったりします。

それでは、また明日( ˶ ӟ˵)♡

みな♡

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