ピカゼク

2/17 CL千葉ベスト64 ピカゼクデッキレシピとその解説

初めまして。みなっとぅと申します。
先日行われたCL千葉、皆様お疲れ様でした。
今回ベスト64に残ったので、試運転も兼ねて初執筆します。
この記事は、基本的なピカチュウ&ゼクロムGX(以下、ピカゼク)のデッキレシピを公開しつつ、基本的な動き方を書いただけなので、カードのテキストがある程度わかるレベルの初心者さん向けの内容です。特出するほどのものは何も無いので予めご了承ください。

予選では7勝1敗という結果でした。
前々からこのレシピで使用していましたが、今回のCLでも通用した点・反省点を書きます。
値段については色々と考えたのですが、最後まで無料で読めるように設定致しました。
ピカゼクを対策したい方や使ってみたい方の参考になれば幸いです。
最後に投げ銭が出来るようになっています。「やるやん」のお気持ちを頂けると嬉しいです。もしよければよろしくお願い致します。
(ぶっちゃけデッキレシピまでは読み飛ばしていただいても構いません。)


自己紹介と普段の練習法

都内でポケモンカードを楽しんでいます。齢20です。
ポケモンカードはジュニア時代から大会に出ていました。
初心者多めのポケモンサークルに所属し、たまに町田か秋葉原の店舗大会に出ています。(月に1回ほど)
週1〜月2ほど上手な方に教わる機会があるので、細かいプレイングはその方から学んでいます。その人の忙しさによって私の練習時間もまちまちです。(?)
週末はポケカ始めたての友達と4人ほどで集まって、何回かデッキを回したり情報交換をしたりしています。

ここまででバレたかもわかりませんが、トッププレイヤーの方々とは練習量が圧倒的に少ないです。
ある方が「週に40時間ほどポケモンカードに費やす」と言っていましたが、私の場合10時間も使っていないと思います。上手い友人が丁寧に教えてくれるおかげです。ありがたや。

どこにエネルギーをつけるだとか、サポートが先かグッズが先かとか、対戦中にいくつかのプランが練れる時ってありますよね。
そうした時に「プラン1を選択した場合」と「プラン2を選択した場合」の説明を聞き、最終的にどちらが正解なのかを教えていただいています。
店舗大会や練習会に参加して色んな方にフリー対戦をしてもらい、アドバイスして頂くこともありました。今の友好関係はそうやって築き上げたものがほとんどです。
インプットをこうして行い、実際の対戦で思い返したりサークルの方や友人に同じように教えることでアウトプットを行っています。

上手な方の考え方に触れて、得られるものは得ておこうというスタンスです。
より頻繁に練習ができていればもっと上を目指すこともできたのでしょうね。今後なるべく頑張ります。

デッキ制作の経緯

シティリーグに出る際にいくつかのデッキ紹介記事を拝見し、ピカゼクデッキとウルトラネクロズマGX(以下、ウルネク)のデッキを並行して作りました。ピカゼクもウルネクも環境では上位クラス。どちらをとってもいい線まで戦えたと思います。
しかしお恥ずかしながら私、難しいデッキが使えません・・・。
ウルネクデッキはカラマネロを立てたり、ウルネクで戦うかギラティナで戦うか、ギラティナの「シャドーインパクト」でどこに40ダメージを乗せるのが正解か、ウルネクやギラティナ以外にアタッカーを入れるか等、私にはややこしかったです。
ピカゼクはフルドライブ! たまにプラズマフィスト! 最後にタッグボルトどーん! 簡単ですね。(?)
とは言え、記事になっているピカゼクレシピはどれも合わず、なるべく簡単に簡単にとしていった結果がこのレシピです。
それから約1ヶ月、一度も差し替えたりしていなかったので、今回の結果には自分でも驚いてます。

一番参考にさせていただいた葱さんのピカゼクレシピのリンクです。

デッキレシピ

画像1

ピカゼク・・・3
ゼラオラGX・・・2
デデンネGX・・・2
レックウザGX・・・1
カプ・テテフGX・・・2
アブソル・・・1
マーシャドー・・・1
カプ・コケコ◇・・・1
ポケモン計13枚

ハイパーボール・・・4
ネストボール・・・2
電磁レーダー・・・2
ダートじてんしゃ・・・3
エレキパワー・・・4
マルチつけかえ・・・2
エネルギーつけかえ・・・4
フィールドブロアー・・・1
こだわりハチマキ・・・2
グッズ計24枚

リーリエ・・・4
エリカのおもてなし・・・1
グズマ・・・3
シロナ・・・2
サポート計10枚

サンダーマウンテン◇・・・1

基本雷エネルギー・・・12

デッキのコンセプトと強み

後攻1ターン目であってもピカゼクの「フルドライブ」を使うという目標を設定し、そのために必要なカードを多く採用しています。
初ターンで150+aダメージを出すことができるので、凡そ4ターンほどで勝敗がつきます。あまりターン数をかけないで終わる分、1ターンにかける時間が長くても制限時間内に終わります。私は考えるのに時間がかかってしまうので、その点で向いていました。
高火力に加えてこだわりハチマキやエレキパワーで打点を伸ばせるので、2回に分けて攻撃する手間があまりかかりません。以前ジラーチサンダーを使っていてそこが苦手だったので、比較的楽に戦えます。

プレイする上で意識していた点

ゲームが開始してからボール等で初めて山札を見た時に、カプ・コケコ◇、サンダーマウンテン◇、デデンネGX、カプ・テテフGXがそれぞれ1枚ずつはいるか確認していました。これらが欠けていると、「フルドライブ」を使うまでの難易度が上がってしまうので、それも想定しておくためです。
次にピカゼクとゼラオラGXがいるか確認します。相手の場によってはこの段階でアブソルがいるかも見ておきます。

最初の「フルドライブ」の効果では、基本的にベンチのゼラオラGXにエネルギーをつけていました。早い段階でアタッカーを2体作っておけると安心です。次ターンで「タッグボルトGX」を使用したくなっても、つけかえでエネルギーを移動してワザを使うことができます。
2体目のピカゼクにつけるプレイングも試しましたが、ゼラオラGXが「プラズマフィスト」で戦う方が「フルドライブ」より10ダメージ多いです。「フルドライブ」の150ダメージだと、ハチマキなどで30ダメージ上げて180ダメージになり、苦手としているマッシブーンGX(HP190)などに10ダメージ足りません。エレキパワーを節約するためにも、「プラズマフィスト」を使うことを優先しています。
また、ゼラオラGXが倒されてしまった時に取られるサイド枚数は、ピカゼクを倒されてしまった時よりも1枚少なくなります。ピカゼクを2体倒されると負けてしまいますが、ピカゼクとゼラオラGXを倒されても相手のサイドは1枚残っているので、まだ戦うことができます。
そのため、ピカゼクの2体目は場に出さないことが多いです。サイドか山札に1枚いる状態だと1体目が倒されても安心ですね。

ピカゼクのワザを使って自分の残りサイドを4枚にしてしまうと、返しにマッシブーンの「スレッジハンマー」によって低コストで倒されてしまいます。HPの高いポケモンに「フルドライブ」を使って敢えて生かしておき、次ターンで「プラズマフィスト」を使って倒しゼラオラGXを盾にしてました。
「フルドライブ」で150ダメージ乗せたポケモンをグズマで下げさせ、「タッグボルトGX」の追加効果による170ダメージで倒すのも効果的です。相手のバトル場にも200+aダメージを出せるのでHPの高いポケモンでも一気に倒せますし、サイドを多く取ることで「スレッジハンマー」のタイミングを与えないことが可能となるためです。

それぞれの採用理由

ポケモンについて

・デデンネGX(2枚)

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「フルドライブ」を使うために、リーリエだけでは届かないことが多くあり、採用しました。サイド落ちしても繋げられるように2枚です。
手札をトラッシュすることで、カプ・コケコ◇の「せんじんのまい」用のエネルギーをトラッシュに送ることも可能です。
また、ピカゼクを倒されて場にエネルギーが枯渇した際、カプ・テテフGXとデデンネGXがエネルギー2個で攻撃出来ます。デデンネGXはエレキパワーの対象になるので、打点も出しやすいです。

・レックウザGX(1枚)

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トラッシュからエネルギーを回収する手段であるカプ・コケコ◇を序盤で使うことが前提となっているので、中盤〜終盤に回収できる手段として採用しました。中盤以降に使う予定なのでサイド落ちしてても構いませんし、特性を使った後はベンチで置物になってしまうことから1枚で十分だと思いました。
(実際CL千葉では1回も使いませんでしたし、なんなら初手に来て邪魔だったので今後抜くカード筆頭です)

・アブソル(1枚)

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「フルドライブ」を使うのには全く関係ないテキストですが、現環境において多くのデッキに刺さると考えて1枚入れてあります。真っ先に狙われることが多く、良い的になってくれます。その間にピカゼクの準備を整えることもしばしば。

・マーシャドー(1枚)

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リーリエやデデンネGXの後、もう一度手札を改めることが可能です。
また、相手がリーリエを使って手札を8枚にした返しに「やぶれかぶれ」をすると、動きが止まってくれることが多いです。今環境はブルーの探索などで「次ターン以降に使うカード」を手札に溜めておくデッキが多く見受けられました。それらを山札に強制的に戻させる役割も果たしてくれます。
自分の手札を減らすことでゲンガー&ミミッキュGX(以下、ゲンミミ)対策にもなりますね。

グッズについて

・ボール類の配分
トラッシュにエネルギーを簡単に送ることができたり、リーリエ使用前に手札を減らすことができるので、ハイパーボールを4枚入れることは即決でした。ハイパーボールがあるだけでカプ・テテフGXに繋がり、初手の事故率もぐっと低くできました。
悩んだのは電磁レーダーとネストボールです。初めは電磁レーダー3枚、ネストボール1枚でした。ハイパーボールと電磁レーダーで手札が枯渇したり、カプ・コケコ◇を持ってくるのが困難に感じられたので、電磁レーダー2枚、ネストボール2枚に落ち着きました。

・ダートじてんしゃ(3枚)

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欲しいカードをドローする確率を上げ、エネルギーをトラッシュすることも可能な便利なカードです。理由は特にありませんが「ダートじてんしゃを入れるなら4枚」という固定概念が染み付いていたので、3枚にしたのは私にとっては割と冒険でした。単純にスペースがなかったからなんですが、あったら便利だけどなくて困るということもないので3枚のままになってます。

・つけかえの配分
エネルギーつけかえとマルチつけかえを4枚ずつ入れるレシピを初めて見たときは驚愕したものです。初めはその配分でしたが、引けども引けどもつけかえ。事故を起こしてしまうことが多かったです。ハイパーボールやら「デデチェンジ」やらで1〜2枚トラッシュしてしまっても、「フルドライブ」を使うのに問題ない枚数にまで減らして調整しました。

・フィールドブロアー(1枚)

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こちらのスタジアムがサンダーマウンテン◇しか入っていないので、邪魔なスタジアムを出された時にこれが引けるか引けないかで話が変わります。無人発電所や戒めの祠が入ってそうなデッキでは活躍しますが、時たま「いらないな」って盤面があるのでハイパーボール等で捨ててます。(そして後悔することもあります・・・。)

・こだわりハチマキ(2枚)

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結果論ですが、今環境では「ベンチにあまり並べない」タイプのデッキが多かったので1ターンキルを狙うことができました。
フェローチェ&マッシブーンGX対面で相手がベンチに何も置かなかったので、ピカゼクにエネルギー3枚つけてハチマキつけてエレキパワー1回使用して「タッグボルトGX」って言って勝った試合もありました。打点を伸ばすためにも必須になるカードですね。サイド落ちしても良いように2枚採用です。

サポートについて

初ターンにどれだけ「強い」立ち回りができるかというコンセプトで作っているので、リーリエを厚めにしています。
つけかえやらエネルギーやらばかりの手札の際はリセットできるようにシロナを2枚。エリカは中盤から使うサポートだと思ったので1枚のみです。グズマは3枚も入っているので、大体1枚は初ターンでトラッシュしてました。

不採用カード

・メルメタルGX

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サーナイト&ニンフィアGX対策にメルタン1枚、メルメタルGX1枚を入れるか検討してました。スペースがないのと、初手のスピードが落ちてしまうのでかなり悩みました。
最終的にフェアリーデッキはあまりいないだろうと予想し、フィールドブロアーのみ採用。(フェアリーチャーム対策のため)

・ソーナンス

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ミラー戦で役立ってくれるソーナンスも初めは入れていました。
ただデッキスペースがほとんどなく、ソーナンスかアブソルのどちらかしか選択できませんでした。
結果として、ミラーのみに使うソーナンスよりも色んな対面で活躍するアブソルを入れています。

今回の敗因や反省点

完全に勉強不足でした。
私が負けたデッキは「アンノーンHAND」と「ゲンミミオムスター」の2つだったんですが、どちらも初見だったので戦いながら作戦を練るしかありませんでした。

・アンノーンHAND戦
カプ・コケコ◇を早々にロストゾーン送りにしてしまい、フーパが突破できなかったのが敗因かと思います。アンノーンHANDを想定せずにマーシャドーを使わなかったこともですね。
途中でそのことに気がついて「あっ、こいつ(カプ・コケコ◇)使っちゃダメなんですね・・・」と口に出てしまい、お相手に苦笑いされながら「そうですね・・・」と言われてしまいました。

・ゲンミミオムスター戦
そもそもテキストを知らなかったので論外レベルですね。予選で強かったデッキをリサーチするぐらいしておくべきでした・・・。
途中からベンチにあまりポケモンを置かずに、ハイパーボール等でトレーナーズを優先的にトラッシュすることを心がけました。結局はロケット団のいやがらせとびっくりボックスでトレーナーズが5枚集まってしまい、ピカゼクを倒されて負けました。
サイドプランとしてはゲンミミを2回倒さなくてはいけなかったんですが、オムスターを倒すのに1ターン使ってしまったのは反省すべきですね。初手がデデンネGXだったのも悪手でした。

最後に

いかがだったでしょうか。当初の予定よりもボリューミーになってしまいました。参考になった点があれば嬉しいです。
ポケモンカードの女性プレイヤーはマイノリティであるが故に肩身が狭い思いをすることがしばしばあります。そんな中で、今回私がベスト64に入れたことを嬉しく思います。
今後も良い成績が収められるよう頑張りたいです。

ありがとうございました。

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