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泥棒女性は演技中

仕事がないけどとなりに上司が座ってるためここ二日間は仕事してる風に演じてるので、だいぶ疲れている様子だ。
定規で背中や肩をとんとんと叩きながら「はー」と声をもらしている。

上司が離席しようものなら、シーンとして微動だにしない。
わかりやすい。
それを私の前では出してくる。
そう、私はもうすぐ辞める身だ。泥棒女性にとってはなんの脅威でもない存在なのだ。

エコバッグかついでえっさ、ほいさと毎日うろうろしているが、この泥棒がテレビでお縄になる映像をいつみれるのだろうか。
ぜひみたい。
インタビューに答えてあげるのに。
泥棒女性は、男性にうえているのだろうか。男性と話し出すと口調が変わる。ご機嫌な時は関東弁風になる。

誰にも相手をされないから少しでも話しかけようものなら長い間話しっぱなしになり、会話を辞めようとしない。
もちろん仕事のことで話しかけているのだが。

お気の毒さま。

私はこの呪われた会社に別れを告げる。
私がいなくなった後、泥棒女性は、るんるんと男性に話しかけるのだろう。私がしていたことが自分にもできると、自分も私のように男性と仲良くできる!と期待しているのだろう。

仲良く話せるための土台である、信頼や人間関係が仕上がっているから仲良く話せるということに全く気がついていない。ため口で誰とでも話している泥棒女性は、勘違いしかしていない。

私が辞めた後の、ひっくり返った会社。
泥棒女性にとりつかれた会社に発展はあるのだろうか。。

さようなら。

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