見出し画像

モバイルバッテリーの進歩に感動した話

半導体について少し齧ったことのある方なら、ムーアの法則をご存知かもしれない。
簡単に言うと半導体技術の進歩についての予測で、2年ごとに半導体の集積度(性能)が2倍になる、というものだ。これは1965年に発表されたのだが、50年以上経った今も、この法則に則って半導体は進歩し続けている。

では、他の工業製品は?
先日モバイルバッテリーを新調した。以前のものは300gもあって携帯に不便だったので小さいのにしたのだが、体感として以前のものより長持ちする。半額で叩き売られていた型落ち品にも関わらず、だ。
思い返してみれば、前にモバイルバッテリーを買ってから、ゆうに5年は経過していた。リチウムイオンバッテリーにそこまで改善の余地があるとは思えないが、流石に5年もすればなるほど進歩もするわけだ。

新旧モバイルバッテリーの比較

旧モバイルバッテリー

  • pisen製

  • 重量:300g

  • 容量:7500mAh(経年劣化で実際は2500mAh程度)

  • 出力:2A

  • 入力端子:micro USB

  • 出力端子:Type-A

  • 購入価格:8000円程度

新モバイルバッテリー

  • Anker製

  • 重量:200g

  • 容量:10000mAh

  • 出力:2.4A

  • 入力端子:micro USB/Type-C

  • 出力端子:Type-C/Type-A

  • 購入価格:1500円程度(元値は3500円程)

恐ろしいことに完全上位互換。ましてや新しい方のレビューを見ると、軽量を謳っているくせに重い、と文句を言われる始末だ。200gで重いなら旧式のは何なんだ。
しかもこの新型モバイルバッテリー、かなり薄い。iPhoneよりも一回り小さいくらいだ。旧式を買った頃、同時期にpixivファクトリーでモバイルバッテリーを作れるようになったのを覚えているのだが、当時の記事を探したところ、スマホより一回り大きいサイズで4000円、容量はたったの4000mAhと書いてあってひっくり返った。
Type-C信者なので入出力共にType-Cが使えるのも嬉しい。勿論Type-Aと同時出力も可能だ。

サステナビリティやらSDGsやらが叫ばれて久しいが、これだけは言いたい。

モバイルバッテリーは頻繁に買い換えろ。飛ぶぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?