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井の頭公園、眩しい雪

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      初夏の光溢れる。井の頭公園

      • ルドン、ロートレック展

        年末、三菱一号館美術館に、「1894Visions ルドン、ロートレック展」を観に行きました。 https://mimt.jp/visions/highlight.html これ、1月17日(日)までの企画展なんです。 推したいと思いつつ寝かせてしまった。 熊谷守一もボナールもムンクもゴッホもルオーもそうなんだけど、画家のなかには、晩年に向かうにつれて画風がどんどん明るく(陽気に、という意味ではなく、絵そのものの彩度や明度が劇的にあがってゆく)人たちがいて、どうも私はそう

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          秋の終わり、冬の始まり。美しい一日。善福寺公園

        井の頭公園、眩しい雪

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          17本

        記事

          都ちゃんと仲良くなることは、守護霊が増えるようなもの

          親友が、私と引き合わせたいと思ってくれてる友人に、「都ちゃんと仲良くなることは、守護霊が増えるようなもの」と伝えたそうです。 すごくないですか? その子はとてもいい子なんだけど、守護霊不足らしい。 昨年行った代々木のスピリチュアルカフェ「ルンバルンバ」では、私の手のひらの膨らみひとつひとつに守護霊がついてる、あなた守護霊5.6人いるよ、と言われたの。 (一緒に行った同僚は「悪いものがついてる」とはたかれてた) 占い、やるのもやってもらうのも好きなんですよ。 数年前に行っ

          都ちゃんと仲良くなることは、守護霊が増えるようなもの

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          プーケットで出会ったわんこたち

          プーケットで出会ったわんこたち

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          晩秋の札幌、すし善・円山公園・宮越屋珈琲・藻岩山・オーベルジュ・ド・リロ・サッポロ

          晩秋の札幌、すし善・円山公園・宮越屋珈琲・藻岩山・オーベルジュ・ド・リロ・サッポロ

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          晩秋の北海道、令和元年11日1日、札幌

          晩秋の北海道、令和元年11日1日、札幌

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          10月音楽鑑賞日記

          心が張り裂けそうだ。 大きな出来事があったわけではない。 水滴が滴り落ちて小さく波紋を描くような、そんなことが私の心の中で次々に起きていて、味わっているのに精一杯。 こんな時に存分に書くためにこのnoteを始めたのに、なかなか書けないでいる。 それはともかく、いい音楽をたくさん聴いたので、書き残す。 ・チャイコフスキー国際コンクールのガラ・コンサートを聴いた(10/8) 目当てのドミトリー・シシキンはオケと噛み合わず精彩を欠いた印象。でもまだ聴くよ。 ドガージンのヴ

          10月音楽鑑賞日記

          #ボドゲで打線組んでみた

          #ボドゲで打線組んでみた Twitterで流行ってたタグ。 ※「ボドゲ」というのは、ボードゲームのことです。懐かしいところだと人生ゲームやモノポリー、クラシックなところでいうと将棋やチェスもボードゲーム。 ボードゲームが大量に置いてあって時間料金制で遊べるボードゲームカフェというのがここ数年ガンガン増えていて、なんと全国のボドゲカフェの数、全国のロッテリアの数を超えたそうです。がんばれロッテリア。 さて、私の組んだ打線は初心者向けのわかりやすい感じになりました。 こう、

          #ボドゲで打線組んでみた

          象を撫でる

          群盲象を撫でる、という慣用句が好きで。 最初に聞いたとき、目をつぶって象の身体を辿るのはわくわくするだろうなってぱっと思ったのだ。 手を伸ばすと温かくて厚みのある皮膚がなだらかに広がっていく。それが長い長い鼻や平たくて薄い耳につながる。 ああー、象ってすっごいね! 目の見えない人同士で触りながら象について語るのは、ただの人がするよりずっとエキサイティングな対話になるだろう。 グレゴリー・コルベールが撮る写真のように鋭敏で精神的なイメージの膨らみがある。 写真:グレゴリー

          象を撫でる

          中学生の私たちへ

          私は制服改造をしない女の子だった。 学校指定のセーラー服を、そのまま着ていた。 胸ポケットに入れるハンカチを毎朝選ぶくらいで満足していた。 洗いざらしの真っ黒な髪のまま、ポニーテールや三つ編みで十分楽しめた。 いつもリボンを結んでくれる友達がいたから、いっこうに綺麗に結べるようにならなかった。 私は教育県・愛知でガチガチに校則で縛られて中学校時代を過ごしたけれど、校則ではあまり苦しまなかった。 読む本や友達と話すことで制約を受けたらとてもきつかっただろうけど、学校は私

          中学生の私たちへ

          【詩】また見ることもない山が遠ざかる/種田山頭火

          ちくま文庫の種田山頭火句集を彼が買ってきたのでいないすきに引かれた句を抜き書きしながらちびちび読んだ。 「分け入っても分け入っても青い山」で知られる自由律の放浪詩人だが、平易なのに凄みと抜けと圧倒的な実感に満ちた素晴らしい句がたくさんあるので、おすそ分け。 ()は私の雑感です。 ひとりで蚊にくはれてゐる (すんげえ静かなところでぽけーっとしてる。蚊くらいしか気を紛らわせるものがないからあまり追わない。蚊も他に人がいないからずっとそばにいる感じ。無力で諦めてるけどさみしい

          【詩】また見ることもない山が遠ざかる/種田山頭火

          【詩】あなたという山/水川都

          あなたという山/水川都 ミチコちゃん、あなたが小学校の先生になったら、いろんな子供たちがあなたという山に遊ぶだろう。 コザルやコジカやオタマジャクシやヒナがあなたを駆け巡り、木から木へ飛び回り、葉っぱをむしったり土に潜ったり水浴びをしたりするだろう。 あなたはちょこまか駆け回る子供たちを愛おしみ、自由な姿を愛でるだろう。 木から落ちて怪我をしたら心配するだろう。自分の木が折れたことを怒るなんて思いつきもせず。 こりもせずまた木に登る姿をはらはらしながら喜ぶだろう。

          【詩】あなたという山/水川都

          【詩】痛いのは当たり前―ヤマカガシの腹のなかから仲間に告げるゲリゲの言葉/草野心平④

          ヤマカガシの腹のなかから仲間に告げるゲリゲの言葉/草野心平 痛いのは当り前ぢゃないか。 声をたてるのも当り前だらうぢゃないか。 ギリギリ喰はれてゐるんだから。 おれはちっとも泣かないんだが。 遠くでするコーラスに合はして歌ひたいんだが。 泣き出すことも当り前ぢゃないか。 みんな生理のお話ぢゃないか。 どてっぱらから両脚はグチャグチャ喰ひちぎられてしまって。 いま逆歯が胸んところに突きささったが。 どうせもうすぐ死ぬだらうが。 みんなの言ふのを笑ひながして。

          【詩】痛いのは当たり前―ヤマカガシの腹のなかから仲間に告げるゲリゲの言葉/草野心平④

          【詩】あなたのきれいなまんまるのなかで―聾のるりる/草野心平③

          聾のるりる/草野心平 あたくしはさいぜんから月を見てをります。もうどの位みてゐていたのか。すこし位置がちがったやうにも思はれますがよくは分かりません。あたくしのわきですかんぽも黙ってをります。ひるまとかん違ひしてゐるのでせうか。ああまた水すましがきました。月のおもてにローマ字を描いてをります。さうしてまたくらい水の方へ消えてゆきました。 あたくしは想い出します。くらびすとかいふカンタセリアの坊(せんせい)さんが話されたことでしたが。大昔。月はひどい疱瘡(ほうそう)を患ったさ

          【詩】あなたのきれいなまんまるのなかで―聾のるりる/草野心平③