ミナのアクセシビリティ研究発表 2019 1-1

ミナのアクセシビリティ研究発表
この番組は、視覚障害者の生活に役立ちそうな機械や情報を研究している私、ミナが、出始めていると感じている成果をお話しします。
今日のBGMは、音羽ざくろさんの星恋歌(せいれんか)です。お正月らしい、和風の曲を選びました。
今日のテーマは、Webやソフトウェアのアクセシビリティ対応依頼を、どのように開発者に伝えるかです。
スクリーンリーダーでWeb閲覧やソフトウェアの利用をしていると、スクリーンリーダーで読めない、ボタンが押せない、必要なところにフォーカスが移動しないなどの問題が生じることがあります。
スクリーンリーダーで使いやすいように改良してもらうには、どのように伝えたら良いのでしょうか。
私自身も、どのように作られているとスクリーンリーダーで使いやすいのか、説明しようとしても、開発者の方がスクリーンリーダーについて知らないことが多く、また、私自身が関連する技術内容を知らないために表現出来ず、難しい問題だと思っていました。
つい最近ですが、スクリーンリーダーを知ったばかりのソフト開発者さんに、初めて技術的表現でのアクセシビリティ改良提案が伝わる体験をしたので、お話ししたいと思います。
ツイッターで、ハヤえもんという音楽再生ソフトの作者さんが、VoiceOver対応をしますというツイートをしていました。VoiceOverを知ったばかりで、画面情報なしで操作するのはとても難しいですねというツイートもしていました。この方が、私が同じ時期にしていた、パソコン画面にダイアログが表示されるけれどもフォーカスが元の画面に残ったままで、ダイアログは元の画面の末尾に付いていて見つけにくい、というつぶやきについて、フォーカス移動大事ですよね、という返信をしてくれました。
いくつかのわかりにくい現象について、技術的に表現するなら、ダイアログが見つけにくい場合はダイアログの先頭にフォーカスが移動するようにして下さい。フォームへの入力内容がわからない場合は、フォームにラベルを付けて下さい。画像の内容、例えば画像に送信、やキャンセル、などが書かれ、ボタンとしての役割を果たすことがありますが、画像にalt、代替テキストを付けて下さい、フォーカスが必要な場所に動かない場合は、その場所のタブストップを有効にして下さい、などが考えられます。
スクリーンリーダーがプログラムの作りに対してどのように動作するのか、これからも少しずつですが勉強して行きたいと思います。
今日の番組はいかがでしたでしょうか。番組宛のメッセージを募集しています。メールアドレスaccs@himaraji.comまでお送り下さい。番組専用メッセージフォームからもお送りいただけます。以上、ミナのアクセシビリティ研究発表でした。

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