NVDAをインストールしたら最初に覚えたい設定と機能

無料のスクリーンリーダーNVDAをインストールしました。
さて、ここからどうしましょう、というテーマで書いてみたいと思います。
NVDAをインストールした後、NVDAが実行されているわけなのですが、いろいろなソフトと大きく違うところは、タスクバーにNVDAのタスクが出ていてそれに切り替えたつもりでも、画面上には何かNVDAらしい物(ウィンドウなど)が出ていないところです。
NVDAを触るにはどうしたら良いのでしょう。

まず、NVDAキーを押しながらアルファベットのNキーを押すのを覚えましょう。NVDAメニューと言って、NVDAに対して行える操作がたくさん出て来ます。
NVDAキーは、Insertキーです。他に、無変換、変換、capslock、escキーをNVDAキーとして設定することが出来ます。NVDAのインストール時にチェックボックスを全く変更しなかった場合、無変換キーもNVDAキーになっています。

NVDA+Nで、NVDAメニューが出ます。設定、設定と進み、キーボードで、NVDAのショートカットのキーボード配列をラップトップに変更しましょう。これは好みもあると思いますが、私はラップトップをお勧めしています。初心者で109フルキーボードを使っている人も、将来的にはノートパソコンだけを持ち歩いて操作したくなるかもしれないのが理由です。デスクトップのキー配列で覚えてしまうと、ノートパソコンにした時に、ショートカットキーを覚え直さないとならなくなります。

次に、NVDA+1のショートカットを覚えるのをお勧めしています。これは入力ヘルプモードと言い、開始するとキーボードを押してもパソコン側にコマンドが渡らず、押されたキーが何キーだったかを音声で教えてくれるだけになるモードです。視覚障害者には、キーボードの上に書かれている文字が読めないため、まずキーの配列を覚えないとなりません。キーボードのアルファベットの配列はどのパソコンも割と共通していますが、Tabキー、Altキー、Ctrlキー、Escキーなどの特殊キーは、パソコンやキーボードの機種ごとに違っています。マウスを使わない分、視覚障害者は特殊キーを使う必要性も高いので、特によく覚えておく必要があり、その場合に便利な機能です。なお、入力ヘルプモードを解除しないとパソコンが使えなくなってしまいます。入力ヘルプモードの解除は、開始と同じNVDA+1です。

最後に、NVDAの終了方法も覚えておきます。見える方なら普段と同じパソコンの状態に戻す方法であり、普段他のスクリーンリーダーをお使いの方なら、慣れたスクリーンリーダーに戻すための方法でもあります。
私はNVDAインストール直後、終了したかったのですが方法がわからず、調べていたら1時間半かかってしまいました。
終了は、NVDA+Qで終了ダイアログが出ます。
または、NVDA+NのNVDAメニューから終了を選ぶことも出来ます。

最初の1時間だと、お話出来るのはこのくらいでしょうか。

次回かはわかりませんが、今後NVDAインストールの時にやっておきたい設定についてもお話ししたいと思います。少し予告すると、ログオン画面でNVDAを起動するかどうかの設定や、起動時のようこそ画面を表示するかしないかの設定、またどちらかを選ぶとしてその理由など、の予定です。

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