ミナのアクセシビリティ研究発表 2019 2-1

ミナのアクセシビリティ研究発表
この番組は、視覚障害者の生活に役立ちそうな機械や情報を研究している私ミナが出始めたと感じている成果をお話しします。
今日のBGMは音羽ざくろさんの心の鼓動です。

今日のテーマは、テキストデータを読み上げる機械やソフトウェアいろいろです。NVDAトレーニング講座が、このミニ番組が放送されている本日開催されました。この番組を取っている今日は、準備をしているところです。講習用のテキストがせっかくテキストデータなので、いろいろなデバイスで読み上げをしています。きょうはそのいくつかをご紹介します。一つ目はオリンパスのICレコーダーDM4、2つ目はプレクストークリンクポケット、3つ目はiPhoneアプリのVoiceDreamReaderです。
一つ目のオリンパスのDM4は、音声ガイド付きで、ICレコーダーとして録音が出来、音楽の再生が出来、テキストデータの読み上げが出来、さらにDAISYという見出し付き書籍読み上げ音声データを再生することが出来ます。ICレコーダーで25000円ほどでしたが、現在生産が終了になっているのが残念です。DM4でテキストを読み上げすると、テキストの一部が液晶画面に表示され、さらに、合成音声で読み上げがされます。残念なのは、例えばmicrosoftのExcelのテキストの読み上げをすると、数式に用いられる記号の%や&、#、$などが含まれている文章が読み上げされず、同じ場所で再生が止まるので、そこで進むボタンを押して進めなければならないのが不便なところです。
次に、シナノケンシのプレクストークリンクポケットです。この機械は、東京の西国分寺にあります、NPO法人のコトリナさんからお借りして、操作方法の確認をしている物です。プレクストークリンクポケットは、DAISY再生、テキストデータ再生、ICレコーダーとしての録音、音楽の再生などに使えます。さらに、インターネットでサピエに接続して、直接DAISYデータをダウンロード出来ます。また、録音した音声からDAISYデータを作成出来ます。値段は非課税85000円です。この機械でのテキストデータの読み上げは、合成音声がとてもきれいで、途中で止まることもなく、良かったです。
次に、iPhoneアプリのVoiceDreamReaderです。これは、テキストデータの読み上げについて、ツイッターでつぶやいていた時に、ogyarinさんから教えていただいたアプリです。このアプリの便利なところは、テキストデータの読み上げなのに、所要時間と今何分まで読んだかということが表示されるところです。そして、テキストデータだけでなく、pdf、ワードのドキュメントファイル、音楽のmp3データなど、いろいろなデータが再生出来るそうです。dropboxなどを介してiPhoneに読み上げ用のデータが送れるので、とても便利です。1800円のアプリです。

今日の放送はいかがでしたでしょうか。皆様からのメッセージをお待ちしています。メールアドレスaccs@himaraji.comまでお送り下さい。番組専用メッセージフォームからもお送りいただけます。以上、ミナのアクセシビリティ研究発表でした。

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