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夢見る中年が、ガチで挑戦する編集塾

「キャリアの中で出版社を経由していなくても、編集者になるのに何ら問題ない!」という、一番聞きたかった夢のような言葉を、佐渡島さんから聞ける日が来るなんて。冒頭から心を持っていかれた、昨日のコルクラボ編集専科。

コルクの佐渡島さんがコーディネータであり、毎回講師が変わるコルクラボ編集専科。今回は、「WEB出身の編集者になる!」と宣言して10年たつも、いまだ足踏みしている私が、もっとも楽しみにしていたLINEの桜川和樹さんの講義でした。

コンテンツのクオリティの方程式

毎回、「編集とは、天性のセンスや才能がものをいう仕事ではない。」という前提で編集の方法論のお話をしていただくのですが、今回の講師 桜川さんは、コンテンツのクオリティの方程式はこういうものだといいます。

マインド(1)×技術(8)×センス(1)

なんと、「技術」が8割!!

ということで、講義では主にこの「技術」についてとことん教えていただきました。

企画の立て方のフレームワーク

桜川さんと言えば、NAVERまとめの編集長でいらっしゃることでも分かる通り、企画の切り口とタイトルのつけ方が秀逸なのです。そのフレームワークを教えていただきました。

① ホームラン狙い→身近な題材×意外な切り口

まずは、一発ホームランを狙うための企画の立て方。身近な題材と、意外な切り口を掛け合わせるのが良いといいます。

例として挙がっていたのが、こちら。

まず、「身近な題材」をどう見つけるのか。下記のように定義していました。

身近さ≒マーケットの大きさ、心理的な近さ

このnarumiさんの記事の場合は「サイゼリア」がこれに当たります。

コンビニやファミレスや芸能人の話題なんかは分かりやすいです。しかし、いつもそんな題材について書くわけではないので、身近さがない場合はどうするのか。そういう場合は「題材の主語を大きくする」といいます。

例えばこちら。

映画のPRなのですが、映画自体ではなく、「主演俳優」にまで主語を広げることで、リンカーンについて興味のない人でも身近に感じることができます。

そして「意外な切り口」は、どう見つけるのか。

意外さ≒題材のイメージの逆or過剰に盛る

ということで、このnoteのタイトルでも実践してみました。

題材:コルクラボ編集専科→(参加者にまで主語を広げて)→中年

若い方も多いけど…

意外な切り口:中年=諦めてるイメージ→(逆にして)→夢見る&ガチ

どうかしら。

② 着実なもの→作り手の目的×読み手の欲求

作り手の目的は、大きく分けると次の3つです。

活用:実際の行動の手助けにしてもらう
鑑賞:見ることを楽しんでもらう
知識:知ることが何かのきっかけになる

そして、受け手の興味の源泉となる欲求を、次の6つと定義していました。この内容は変化が激しく変わっていくといいますが、インターネット上で盛り上がるテーマを思い返すと、だいたいこのどれかに当てはまります。

生存本能/畏敬・畏怖/好奇/損得/自己成長/帰属意識

例えば…

・評価の低いビジネスマンには「編集力」が足りていない

・誰でもできる! 「編集力」を鍛える3つのポイント

とかでしょうか。お役立ち記事とか、新書みたいになるなぁ。もっと「鑑賞」によると、ネタ記事によっていくのかな。

「世間」を自分にインストールする

そして、今までできていなかったなぁと気づかされたのがこれ。

桜川さんは、流行っているコンテンツには一通り触れてみたり、各種の調査データやGoogleトレンド、人気媒体の人気記事ランキングの定点観測やtwitterのトレンドなどをチェックしているといいます。また、ドラマは必ず第一話はチェックするだとか、流行っているツールは一通り試すだとか…ああ、自分にもすぐできることなのに、やっていなかったなぁと気づけて良かったです。

早速今日からはじめよう。

流行っているもの、話題のものに背を向けて「私はみんなと違うのよ」なんてやってても意味がない。まずは全部飲み込んで、「世間」の感覚をインストールすることが大前提ですね。

技術を磨くには、とにかく実践!

講義の途中でワークがあり、「コルクラボ編集専科」を魅力的に表現する記事タイトルを、桜川さんのフレームワークに乗せて10分で考える、ということをやりました。

たった10分で!?と焦っているうちに時間は過ぎ、なんと…タイトルは一個も浮かびませんでした…。

さすがコルクラボというか、周りの参加者の皆さんは次々に発表していて、それらのタイトルはどれも秀逸でした。さすがだなぁ、とうなるとともに、とっても悔しかったなぁ。

さて、悔しがったり、夢だけ見てても仕方がない。さっそく行動に移したいのはこれです。

・フレームワークに沿ってタイトルをつけて、つけて、つけまくる!(とりあえず100本)
・技術を血肉にする方法の実践(Instagram、WEBコンテンツ…当たっているコンテンツの事例を集めて法則をあぶり出す)

桜川さんも、佐渡島さんも、参加者の心をくすぐるこんなことをおっしゃってました。

「これを実践に移してやり切るのは、100人のうち2人くらいいればいいほうだろう」

むむむ…やるぞお~!

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