【感想】テイラーバートン by 西野亮廣 観劇レポ
8/16に東京キネマ倶楽部で行われた「テイラーバートン」を観劇しにいきました。僕はあまり演劇を観る人ではないのですが、オンラインサロン入っているぐらいファンなので、楽しみにしていました。
こちらの作品は脚本がキングコングの西野亮廣によるものです。彼は実は漫才のネタも書くし、絵本も書くし、ビジネス書も書きますが、演劇の脚本を書くのが得意だと言っていました。
テイラーバートンは、演者が5人、役者のスキルが問われる「泣き」などの難しい演技は不要で、かつ、大掛かりな道具もいらないという、安上がりな脚本にして、役者さんがちゃんと儲けを出しながら、ハードル低く取り組めるように工夫がされているそうです。今回の5人の役者も、ほとんど芸人さんで構成されていてプロは居ないというキャスティングでした。
最初の前説に西野さんが出てきて、ひとしきりお客さんを沸かせて華麗に去って行きましたが、それが物語の終盤の伏線になっていたり、他にも伏線が多数あって、終盤にすべてを回収するという頭の良さそうな設計になっていました。全体的にはコメディで笑わせる感じになっています。詳しくはネタバレになってしまうので省きますがとにかく最後はシビレました。
役者をやっていたホームレス小谷さんが、事前の西野さんの宣伝だと「演じる気がない」と問題児扱いされていたのでどんな感じかなと思ったら、全然いい味をだしていてよかったです。
ブロードキャストの房野さんも一番しゃべる役でしたが、うまく演技されていたと思うし、怪しい超能力者役の西野さんは見た目がかっこよすぎました。そして、演技が面白すぎて房野さんとかは後ろ向いて笑うのコラえてるのが見えて面白かったです。
あと、クラシカルな雰囲気の東京キネマ倶楽部は「マフィアのアジト」という設定にはもってこいの場所だったなと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?