百貨店店舗別売上高ベスト10から見えてくること ~高島屋の力強さと大阪地区のインバウンド需要の好調さ~

先日、阪急百貨店うめだ本店の2018年3月期の売上高が9%増の2403億円に達したと報道された。


阪急本店、売上高日本一へ肉薄なるか 荒木社長「2700億円目指す」
https://www.wwdjapan.com/612989


百貨店の単独店舗売上高としては阪急百貨店うめだ本店は不動の2位である。
1位はこれまた不動の伊勢丹新宿本店で2700億円の売上高がある。
阪急の「2700億円目指す」というのは、伊勢丹新宿に追いつきたいということの表れである。
この記事はウェブ版だが、同じ記事の紙媒体には面白い表が付けられていたのでそちらをご紹介したい。

あまり美しくない画像で申し訳ない。


1位 伊勢丹新宿本店 2741億円 2・1%増
2位 阪急うめだ本店 2403億円 9・0%増
3位 西武池袋本店  1851億円 0・8%減
4位 JR名古屋高島屋 1557億円 21・1%増
5位 三越日本橋店  1553億円 5・9%減
6位 高島屋大阪店  1414億円 8・6%増
7位 高島屋日本橋  1342億円 1・0%増
8位 高島屋横浜店  1316億円 1・7%増
9位 あべのハルカス近鉄本店 1176億円 15・0%増
10位 松坂屋名古屋店 1176億円 0・3%減


となっている。
単独店舗で売上高2000億円を越えているのは伊勢丹新宿と阪急うめだ本店しかないから、その販売力は大したものだといえる。
しかし、このランキングで浮かび上がってくるのは高島屋の強さである。
トップテンに高島屋が3店舗(大阪、日本橋、横浜)もランクインしている。
JRとの合弁会社であるJR名古屋高島屋を入れると4店舗がランクインしていることとなり、トップテンのうちその4割が高島屋だということになる。


逆にそれ以外の伊勢丹、阪急、西武、近鉄、松坂屋は、強い単独店があるものの、それ以外の店舗が弱いということがいえる。
三越もいまや日本橋だけがランクインしており、銀座店は売上高が1000億円にも届いていない。


そして、もう少し見て行くと、前年比で大幅増となっているのは4店舗あり、そのうち3店舗は大阪だということにも気が付く。


阪急うめだ本店 9・0%増
高島屋大阪店  8・6%増
あべのハルカス 15・0%増


である。
JR名古屋高島屋も21・1%増と大幅に伸びているが、この表の注釈には「JR名古屋高島屋は17年4月開業のタカシマヤゲートタワーモールを含む」と書かれてある。
新ビルの売上高を含んで21・1%増なので実際の単独店舗の伸び率はもっと低いということになり、前年度の売上高は1250億円ほどということになる。
故にタカシマヤゲートタワーモールの初年度売上高は150~200億円くらいと考えられるのではないかと思う。

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南充浩

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