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【コラム16】4つの窓

「ジョハリの窓」
という言葉を聞いたことがありますか?

心理学やコミュニケーションについてを学んでいるとこの言葉に出会います。


この『窓』は円滑なコミュニケーション力を付けるために便利な窓。


自分自身を「家」と例えたら、
「窓」は、他者へどのように家の中を
「公開する」か「隠す」かということです。


私はこの「ジョハリの窓」の存在を知って、
自分自身についての考え方が変わりました。


子供の頃、
「自分のことは自分がよく分かっている。」
「誰も本当の私の事をわかってくれない。」
そんなふうに考えていました。

他人との距離の取り方で戸惑っていた私は
この窓の存在を知って、心が軽くなったのです。
簡単にですがこの窓についてふれてみたいと思います。

自分自身について語る際、
自己は4つの窓を持っているという考え方。

「公開された窓=自分も他人も知っている」
「隠された窓=自分は知っているけれど、他人は知らない」
「盲点の窓=自分は知らないが他人は知っている」
「未知の窓=誰も知らない」


それぞれ、
「公開された窓」が大きい人は、裏表の少ない人。

「隠された窓」が大きい人は、
何を考えているのか分からない、心を開かない人。

「盲点の窓」が大きい人は、
まだ自分自身の魅力に気づいていない人。また、客観視できていない人。

「未知の窓」が大きい人は、抑圧された人。

以上のような特徴を持っています。


この4つの窓のうち1番のポイントは
「公開された窓」です。

この「公開された窓」が大きい人とは、
気心しれた相手として、
安心してコミュニケーションを取ることができます。

逆にこの「窓」が小さいと
コミュニケーションは難しくなります。
警戒してしまったり、何を考えてるんだろう?と気を使ってしまいます。

この窓は相手によって
大きさを変えることができますが、
大きくするのに時間がかかる人は
「人見知り」といわれます。


非常に簡単ですが、
コミュニケーションを窓で表した、
「ジョハリの窓」の考え方です。


人間として成長をしていくために、
自分自身をよく知り、
スムーズなコミュニケーションを築くことは
とても大切なことです。


例えば、
自分は良いと思って「やっている」ことは
他人にとっても良いこと。

悪いと思って「やっていない」ことが
他人にとっても悪いことであれば、
スムーズに事は運びます。


もし、
自分が良いことと思っていることが
他人にとって悪いことであれば
どうでしょう。

知らないうちに他人に不快な思いをさせてしまっているということです。

それは切ないことですね。
そんな捻れがおきないように、
「ジョハリの窓」を考えてみてください。


私が初めて「ジョハリの窓」の言葉に出会い、
自分の窓の大きさの配分を考えた時、
自分の「公開された窓」が小さいことに気がつきました。
いや、むしろ、自分自身について
よく知らないということに気がつきました。

それまではひとりよがりの考え方をしていたのでしょう。
「他人から見られている自分」と
「自分が他人に見せたい自分」の間に
ギャップがあることにも気づきました。
それは良い悪いではなく、客観的事実なのです。

コミュニケーション力といいますが、
これは他人とのコミュニケーションに限りません。
自分自身とのコミュニケーションとして
とても役に立ってくれました。


スムーズなコミュニケーション、
人間関係を作るために。

興味を持たれた方は、
ジョハリの窓についてもう少し学んでみませんか?


(2014年5月10日著)

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