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【コラム17】ありのままで

ありのままの自分を受け入れること

出来ていますか?

自分自身の本分に目覚め、
自分の能力を発揮したいという
願いを持つ方は多い事でしょう。

簡単に言えば
オンリーワンになりたい。
必要とされたい。
自分でなければ出来ない事をやりたい。
ということですね。


アメリカの心理学者マズローが
人間の欲求を段階的に表しました。
「マズローの欲求5段階説」と呼ばれています。

ピラミッド型で表され、
最下層が第1段階の欲求で、
下層の欲求が充たされると
上の欲求を求めるようになるという説です。


第1段階は「生理的欲求」
生命の維持に関わる睡眠欲・食欲など基本的欲求です。

第2段階は「安全の欲求」
文字通り、身の安全を求めることです。

第3段階は「所属と愛の欲求」
家族を持ったり、社会の一員として集団行動を求めることです。

第4段階は「承認(尊重)の欲求」
社会に認められたい、尊重されたいをいう欲求です。

そして、第5段階は「自己実現の欲求」
自分がなすべきことをなすために
自己の成長や発展を求める欲求です。


第3段階までは外的に充たされたいという欲求ですが、
第4・5段階は内的に充たされたいという欲求に変わってきます。


最大限に自分の能力を発揮したい。
オンリーワンになりたい。
必要とされたい、
自分でなければ出来ない事をやりたい
という欲求はこの第4・5段階といえます。

第3段階までの外的欲求は環境により充たすことは可能ですが、
第4・5段階の内的欲求を充たすのは、そう簡単ではありません。


時に、この第4・5段階が充たされないからと
環境を次々と変えていってしまう人が見られます。

次の場所は私を必要としてくれるかも。
次の場所なら私が輝けるかも。

一度くらいは環境を変えることも有効かもしれません。
どうしても縁のない場所というのも存在します。
しかし、何度か環境を変えてしまうと、
いつまでも居場所探しをしてしまうことになりかねません。


第4・5の段階はあくまでも内的欲求です。
内的欲求のはずなのに、
他人からの目や世間的な基準を目指してしまうので、
この段階を上手くクリア出来なくなります。

どうしたら良いのでしょう?


いつまでも充たされない気持ちから脱するには
自分自身にしっかりと向き合い、
現状を受け入れることから始めましょう。

オンリーワンになるには、
ありのままの自分を受け入れる事が必要です。
他人とは違うことをやればオンリーワンになれるわけではありません。
今を大切にすることです。

こうならなければ、私はダメと思うのではなく。
ダメな状態をきちんと理解している自分で良いのです。

そのダメな状態は、本当にダメなのか。
ダメなことを解決しようとしている自分はいるのか?
ダメと思っているのは、自分なのか他人なのか。
そのダメな状態では誰かに迷惑なのか。


人生は十人十色
誰一人として同じ人生はありません。
そして、その時の自分に必要な事が起こる事が多いものです。

大肯定で生きていくことが、
ありのままで生きること。
今、現在を大切にしましょう。


(2014年6月10日著)


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