見出し画像

【コラム22】役に立つということ

誰かの役に立ちたい


他人の喜びを自分の喜びとし
自分の言動が人の世のためになることは
人として生まれた喜びとなり
生きる意義となることでしょう。

とても素敵なことですが、
この「世の中の役に立ちたい」
という使命感に
振り回されているなぁ
と感じられる方を見受けます。


振り回されてるとは
どういうことでしょう。


・「役に立つ生き方」が
出来ていない自分は
価値が無いと考えている

・直接役に立つことに
捕われ過ぎている

・自分の「分」を見失い、
出来ること以上のことをしようとしている


せっかくの良い志も、
振り回されてしまっては
よろしくありません。


役に立つとはいったい
どういうことでしょうか?


必要とされ、
自分だから出来ることを
他人のために行うことでしょうか。

誰かの役に立たないと、
自分自身の価値は認められない。

と感じることもあります。
誰の役にも立てていない自分は
価値が無いと
思いこんでしまうこともあります。


役に立っているかどうかは、
自分が決めることでなく
他人が思うことです。

自分が役に立っていると思っても、
実は誰の役にも立っていない
こともあるかもしれません。


同じように、
あなたが価値あるかどうかは
自分が決めるのではなく、
他人が思うことです。

自分に価値があると思っても、
自分に価値が無いと思っても、
他人はそう思ってないかもしれません。
他人がそれぞれ思うことです。


自分が自分を認められないから、
役に立つことをして
他人から認めて貰おうとしてしまう。

それは、他人の喜びを
我が喜びとしているのとは、
少し目標が違っていますね。

自分は役に立つことは何もしてない。
そうでしょうか?

あなたがご飯を食べる。
その食材を販売している人は、
そのおかげで儲けている。
その食材を作った人も。
もっと細かく考えたら他にも
いろいろ役に立つことをしているのではありませんか。


誰かを助けることや、救うことのように、
直接役に立つことに
こだわり過ぎなくて良いのではないでしょうか。

そして、
自分の「分」
つまり自分の持っている
能力以上のことをしようとして、
空回りしてしまう。

100の能力を持った人が50の能力しか使っていないより、
10の能力を持ったあなたが10の能力をフル活用している方が
輝いて見えます。

その輝きが誰かを
明るい気持ちにするのです。

誰かと比べて
役に立つことを考えようとせず
役に立つことに振り回されず、
他人の喜びを自分の喜びとして
世のために輝きましょう。


自分を正しく輝かせ
世のために生きてみませんか。

(2014年11月10日著)

おひねり★ 励みになりますのでありがたく頂戴いたします! 占い師としての日々の研鑽に使わせていただきます