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【海外ワーケ参加者・葉月へちまさんインタビュー】


本記事は、新しい働き方LABの研究員3期生として参加されている、ノダミヤコさんの自主企画「あたらぼの海外ワーケーション・参加者インタビュー」に賛同し、作成したものです。
今回は2023年6月末から7月にタイとベトナムへ渡航された「葉月へちま」さんへインタビューを行いました。
新しい働き方LABは、研究メンバーと一緒にプロジェクトを企画したり自主企画の研究で意識を高めていったりするコミュニティです。

新しい働き方LAB

ノダミヤコさんのインタビュー記事はこちら

新しい働き方LABでの研究は、メンバーと一緒に指定された企画を行うものと、メンバーが自主的に研究を行う自主企画の2つです。指定企画の中に「海外ワーケーション」があり、メンバーは精力的に海外ワーケーションを実行しています。

今回は、2023年6月末から7月にタイとベトナムへ渡航された「葉月へちま」さんへインタビューを行いました。

葉月へちまさんは、ライターや声優などマルチなスキルを活かし、フリーランスとして活動中。
今回、一人で海外に行くのが初めてとのこと。一歩踏み出したことで海外ワーケーションへの抵抗感がなくなり、より現実的なものとなったそうです。企画に応募した理由や旅の様子、海外に興味があるけれど不安な人へのアドバイスなどを伺いました。


海外ワーケーションに応募した理由


葉月さんは、以前から海外に興味があり、いつか海外で仕事や旅ができたらと思っていたそうです。新しい働き方LABには1期から参加されており、今回の3期で面白い企画があると思い、海外ワーケーションに応募。

「外でもできるライターが仕事なので海外も全然ありだなって。
もともと面白そうな企画だなって思っていたのと、いつか海外で仕事や旅ができたらなと思い応募しました。」

フリーランスの仕事は、場所や働き方がある程度自由にできます。日本国内のみならず、海外に居ながら仕事ができることが魅力です。

「海外ワーケーション企画で、実際に体験して海外ノマドの練習ができたらなと。この企画の中でいろいろとできたらなと思っています。」

初めての一人海外で不安はあったが、現地でメンバーに会える安心感

当初は、お知り合いとニューヨークに渡航される予定だったそうですが、計画がなくなり急遽タイとベトナムに変更。

タイは海外ワーケーションのサブPMアヤトレイさん、ベトナムは海外ワーケーションアドバイザーUCさんが在住されているため渡航先に決めたそうです。

「初めての一人で海外旅行なので不安でしたが、アヤトさんとUCさんがいるからって理由で渡航先を決めましたね。お二人がいるから、ちょっと会いに行ってみようかなという感じで。」

全く頼る人がいない状態だと不安ですが、いざというときにお二人がサポートしてくれると思うと心強いですね。

タイとベトナムへ4泊6日間

6/27タイ・アユタヤで1泊、6/28バンコク、6/29-6/30ベトナム・ダナン、7/1ハノイ観光後に帰国の日程です。

詳しい「海外ワーケーション」の様子は、葉月さんの記事をご参考に

今回の宿泊は、全て女性専用のドミトリーにしたそうです。宿泊費を抑えながらも、世界の旅人と交流できることがドミトリーの醍醐味。

葉月さんがホテルやドミトリーを選ぶ基準

  • 口コミ数が多く、評価が良い

  • 日本人の口コミがある(日本人の口コミは必ずチェック)

  • 日本人の口コミ内容・評価が良い

  • ホテルは最低でも星3

  • ドミトリーはセーフティーロッカーがあるか

「安全を取るならホテルだと思います。私は急に決めてしまったのと、日本でドミトリーに泊まり慣れているので海外もという感じです。」

日本と東南アジアのドミトリーの違いは、シャワー室に脱衣スペースがないところ。その他は日本と大きく変わらないそうです。

「日本のドミトリーは、シャワー室しかなくても絶対に脱衣スペースはあるんです。でも、東南アジアは脱衣スペースがないので驚きました。それにトイレとシャワーの距離が近いんです。着替えをトイレの上に置いていたら濡れちゃうじゃんって。そういう体験は新鮮でしたね。」

バンコクの治安

バンコクの治安はとても良く、日中であれば日本と変わらない感じで女性一人でも出歩けるそうです。

「バンコクは、本当に都心で東京にいるのと変わらない感じでした。夜にアヤトさんとお子さんにお会いしたので、おそらく都市部の治安は良いと思います。」

現地在住の方は、治安やその土地の生活スタイルを熟知されていると思います。海外ワーケーションで訪れる際は、最低限海外で注意することを常に意識して過ごすと良さそうです。

バンコクは街中で無料Wi-Fiが使える

観光目的でもWi-Fiが使えないと不便なため、事前レンタルするか悩むところです。
バンコクの街中の観光や滞在がメインであれば、無料Wi-Fiが各所で使えるそうです。無理にレンタルする必要はないかもしれません。
海外ワーケーションを目的として、他の地域にも移動する予定なら、容量が大きめのWi-Fiレンタルが良さそうと教えてくれました。

バンコクでコワーキングスペースを1日利用し作業

バンコクの街中やカフェでパソコンを開いていても違和感がないようです。無料コワーキングスペースを1日利用し作業されたとのこと。

「日本にもありそうなコワーキングスペースで、登録すれば無料で使えるんです。今まで無料Wi-Fiできていたのが、去年からできないようになったらしいです。事前に調べた内容と違いました。でも、駅チカで作業テーブルやスペースが無料なのは良かったですね。」

バンコクは鉄道が発展しており、街中の移動がスムーズにできるそうです。
海外でも日本とさほど変わらない環境で仕事ができるのは嬉しいですね。

ダナン・ハノイは観光メイン

バンコクからベトナム・ダナンへ移動。
ベトナム在住の、海外ワーケーションサポーターであるUCさんにお会いしたそうです。翌日に「Danang Holic」のダナン半日観光ツアーを満喫。(ダナン周辺の主要な観光地4カ所を巡る)

葉月さんの「Danang Holic」ダナン半日観光ツアーの記事はこちら

ダナン半日観光後に、Grabタクシーを手配し「ミーソン遺跡」を巡ります。そこから別のGrabを手配しホイアンへ行く予定のところ、同じタクシーのお兄さんが宿泊先であるダナンのホテルまでチャーターツアーしてくれることになったそうです。

Grabは東南アジアで安全にタクシーが利用できるアプリです。配車を予約した時点で料金が決まります。

Grab

優しいGrabドライバーのお兄さん

「Grabってアプリ上のやりとりだから詐欺に遭うことがなく安全なんです。それが思いがけず、チャーターツアーになってしまって。代金はアプリ上ではなく直接交渉、いい値です。相手としてもアプリ経由だと手数料が取られるので、このぐらいでいいよって。お互いにウィンウィンな値段に。」

初めての一人海外で、初対面のドライバーのお兄さんと直接LINEでのやり取りをするという貴重な体験ができたと語ってくれました。

「ツアー最後、ドラゴンブリッジのショーの時にお水までくれて。とても親切にしてくれました。海外で初対面の人から飲み物をもらうなんて。警戒してしまいその場では飲みませんでした。ホテルに戻って未開封かどうか確認して飲みましたが美味しい水でした。」

ただし、安全面を考慮するなら直接交渉はあまりおすすめしないとアドバイスしてくれました。

海外では、親切そうに近づき悪いことをしてくる人もいると聞きます。ドライバーのお兄さんが親切で優しい人で良かったです。

葉月さんの交渉力の高さと度胸ある行動に心を打たれました。

ハノイとダナンの治安

ハノイとダナンはGrabの利用でおおむね安心して観光できたとのこと。特にダナンは観光地ということもあり、治安が良かったそうです。

しかし、ホテルから空港まで利用したドライバーに「空港入場料分のチップ」を要求され、断りきれず支払うことに。

チップの要求以外は、親切で優しい人が多かったようです。

海外ワーケションを体験して、海外へのハードルが低くなった

「ワーケーションに行く前と行った後では、海外に対するスタンスが高くなりました。行く前までは、海外は簡単に行けないところ、不安なイメージがありました。実際に行ってみると案外なんとかなる、楽しめることがわかりましたね。」

勇気を出して一歩踏み出した先には、世界中で働けるマインドが広がっていました。

「海外へのハードルが低くなって、フットワークが軽くなった気がします。海外も含めてどこでも働けるっていうのが、自分の中のマインドに加わりましたね。全国を仕事で行くように、海外旅行に行った時、コワーキングスペースを調べてちょっと仕事しようかみたいな。」

海外は遠くて簡単に行けないところから、国内旅行のような身近なところに、葉月さんのマインドが大きく変化したことに驚きました。

海外ワーケーションに興味があるのなら、飛び込んでみよう!

海外旅行やワーケーションに少しでも興味があるのなら、思い切って飛び込んでみましょう!

「何も考えずに勢いで海外ワーケーションに飛び込んじゃいました。思い切ってやってみたら、意外とうまくいくことってあると思うので、不安があっても挑戦してみることです。私も行く前は不安でいっぱいだったんですけど、実際に行ってみたら不安が楽しいに変化しました。そういう体験をできるのが海外の面白いところでもあり、魅力だと思うんです。」

渡航先の治安や海外で最低限気をつけるべきことを踏まえた上で、何もわからない状態で海外ワーケーションに挑戦してみるのもおすすめです。

葉月さんが海外ワーケーションを行う上で気をつけたポイント

  • 最悪の事態を想定して、いくつかのパターンで飛行機や電車などの乗り換えや他の交通手段を調べる

  • 現地の治安・宿泊先の口コミを調べる

  • 最低限の現地の言葉「こんにちは」「ありがとう」「ごめんなさい」などを覚える

「バンコクからアユタヤへ行くのに、国鉄に乗って移動したんです。そこが今回1番不安だったので、日本でできる限りの準備をして最悪のケースも考えました。例えば、インターネットに繋がらなかったりスマートフォンを盗まれたりした場合を想定して、全部のパターンを紙に印刷しメモも準備しました。」

実際の移動では、乗り換え時間が短く予定していた便を1本逃したものの、臨機応変に対応。なんとか無事に目的地へ着けたそうです。

少しでも英語ができた方がいいのは確かですが、それよりも最低限の現地の言葉を覚えておくことが大切と葉月さんは語ります。

「英語圏以外は英語が喋れなくてもいけます。Grabのお兄さんとのやり取りも全部google翻訳を使いました。翻訳画面からも内容は読み取れるし、会話もスムーズです。
私は現地の言葉で、あいさつやお礼ができるようにしていきました。その国の文化と歴史、親切にしてくれた人に対して敬意を払うことが大切だと思っています。」

渡航先の文化や歴史、人に敬意を払うことが何よりも意識するべきポイントなのかもしれません。言葉が通じなくても敬意を払って接すれば、相手に感じさせるものがあるはずです。


葉月さんの優しいお人柄がにじみ出るエピソードを伺えました。
葉月さんが世界を飛び回り、ご活躍されている日が訪れることを願っています。
これからも葉月さんの3期の研究は続いていきます。


葉月さんの「海外ワーケーション」を動画で観たい場合はこちら



※記事内の画像は全てフリー素材を使用。

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