“Think Again” by Adam Grant (33)

“Think Again” by Adam Grant (33)
それは犬にも有効かどうかは不明。

 いくつかの賞は私を笑わせたが、私の最も考えさせた受賞者たちは2人の心理学者、デビッド・ダニングとジャスティン・クルーガーだった。
かれらは丁度、その後すぐに有名になる技能と自信に関する「控えめな報告」を公表したばかりだった。
彼らは、多くの状況に置いて、できない場合できないという事をわかっていないという事に気付いた。
現在はダニング・クルーガー効果として知られているものによれば、私たちは多くの場合、自信過剰に陥いりがちなのは、能力に欠く場合であるということである。

 元々のダニング・クルーガー効果の研究では、論理的な推理力、文法、ユーモアのセンスで最も低い点を取った人々は、彼らの技能に最も誇張した意見を持ってた。
平均して、彼らは彼らの同僚の62%以上うまくできたと信じていたが、実際はよりうまくできたのは12%に過ぎなかった。
ある領域で、より知性が低いければ低い程、その領域で私たちの実際の知性を過剰評価するように思える。
フットボールファンのグループでは、もっともよく知らない人がアームチェアークォ-ターバックになりがちであり、コーチを間違った判断をしたと責め、より良い戦略について説教する。

 この傾向は、それが自己認識を損ない、私たちを全ての種類の意思決定にわたり躓かせるから問題なのである。
経済学者が広範囲の業種と国で数千の会社の操業と経営実践を評価した、その経営者の自己評価を比較したところ、何が起こったのかを見て見なさい。

 このグラフでは、もし、能力の自己査定が実際の能力と一致していれば全ての国は点線上にあるだろう。
過信はどの文化にも存在し、経営が稚拙であればあるほど過信が蔓延していた。

 勿論、経営の技量を客観的に裁定することは難しい。
知識はもっと簡単であるべきである ― あなたは学校の場であなたの知識を試験された。
最も多くの人々に比べ、次のような項目のそれぞれについてあなたはどれほどたくさん知っていると思っていますか ― 多いのか 少ないのか、それとも同じくらいなのか?

・    なぜ英語はアメリカの公的な言語になったのか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?