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ママは魔女です

五歳の長女が、オバー、オジー相手に読み聞かせをしている。
と言っても、まだ字を覚え始めたばかりなので本は読めない。
即興で物語を作っている。

「ハロウィンです。
ママは魔女です。私は猫です。パパは骨です。
そしてパパはお化けになりました。
妹はユニコーン。
やっぱり、ママもユニコーン、パパはパンプキン。
オジーはカオナシの洋服を着ました。
オバーはミイラの服を着ました。
私は大喜びです。
オジーとオバーはずっとお泊まりすることになりました。
とっても楽しくてなりません。
私はオバーとオジーに洋服をいっぱい買ってもらいます。
それに靴も買ってくれました。
そしていっぱい遊んでくれました。
おしまい」

オバー、オジーは「すごい、すごい」と拍手している。
「物語をソラで作れるなんて」「ちゃんと起承転結している」「天才だ」

これってばばバカ、じじバカでしょ(笑)
でも、まあ即席で口走ったお話にしてはまずまずね。
それにオバー、オジーを持ち上げてニコニコさせる、あの喜ばせ上手っぷり。
将来が心配、じゃなくて楽しみだわ。

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