成長する人は「格言の自分ゴト化」がうまい

先日、Rejouiで半期に一度行なっている社員研修を行ないました。都内のレンタルスペースで企業理念やこれからの事業の方向性・事業理解のためのグループワークなどを行ない、お互いを知りながらスキルアップをする場としてとても大切にしているイベントです。
その中で私が担当したコンテンツの1つが「プロフェッショナルの5つの条件」です。もともとは「プロフェッショナル原論」という書籍が原点で、コンサルティングファームで働く人のマインドを5つの流儀として定義された本をもとに、プロフェッショナルとして仕事をする上で大切な5つのマインドについて話しました。

■プロフェッショナルの仕事 5つの流儀
・Client interest first(顧客価値第一)
・Quality Conscious(品質追求)
・Output oriented(成果志向)
・value base(価値主義)
・Sense of Ownership(全権意識)


「プロフェッショナル原論」では、仕事に向き合う者としてのマインドとはどうあるべきかがわかりやすく説明されています。
20代の頃に勤めていたベンチャーの社長が同じく社員研修でその話をしてくれ、当時の私はいたく感銘を受け、自分の至らなさをはっきりと自覚した経験があります。なので、Rejouiのメンバーにも仕事人としてあるべき考え方を知ってほしくこの時間を入れてもらいました。
そしてその研修後、私の説明でどのくらい伝わったかわかりませんが、いま広報として私と一緒に取り組んでくれているRejouiのプロバイト(プロ+アルバイトだそう)ことerinakoが、早速その考え方を仕事に取り入れ、動いてくれている姿にとても感動しました。
私が不在でお願いする仕事が多いのですが、何が必要かを先回りして考え、依頼以上の質と量でアウトプットを出してくれます。元々気が利くタイプではありましたが、研修以降はさらに意欲的に自分のアウトプットを磨こうという意識がとてもよく伝わります。

「成長したい」と思っている人は世の中にたくさんいますが、多くの人がなかなかアクションを具体化できず悩んでいるかと思います。
自分自身がなりたい姿をかなえるために必須の条件があるとしたら、私は圧倒的に「行動すること」だと思います。スピードに個人差はあれど、特効薬があるわけでもないので、目標の姿を見定めそこに向かってひたすら頑張るしかありません。今回のerinakoの場合、他人の言葉から学び、それを自分の原動力として即反映できる素直さ・スピード・質へのこだわりが、すでにプロ意識の塊だと感じる出来事でした。おそらく、研修をきっかけに「自分がやるべきこと」を明確にして動いた結果だとおもいます。

「ずっとやりたいと思ってる」「いつかああなりたい」と言い続けて、気づけば数年たっていることはザラにあります。私でいえば、「photoshopを使いこなせるようになりたい」と言い始めてもう10年経過しています。(ダメすぎ)
昔に比べると、SNSなどを通じて個人の情報源は格段に拡がっています。同時に学び方も多様化しており、以前のように教科書や書籍購入をして読み込んで学ぶ…のようなことをしなくても、動画サイトやコンテンツサイトを通じてやりたいことが実現できる世界です。わからないことはネット上で不特定の誰かに問いかければ、答えがかえってきます。学ぶ環境としてはとても恵まれています。とはいえ、ここまでやらなかった自分を自分自身で奮起するのはかなりの労力がかかります。
足りないのは、他人の言葉なり外的要因をきっかけに自分自身をドライブするチカラだと思いました。


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