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南区の玄関口 大宮跨線橋(←読めますか?!)

七条大宮を越えて九条大宮に向かう際に渡る橋、「大宮跨線橋(こせんきょう」。
これは言葉の通り、JR東海道線の“線路を跨ぐ橋“のことです。

下京区にあたる梅小路公園の横を通って跨線橋を渡ると、そこは南区です。
そのまま橋を降りていくと、国宝「東寺」の五重塔が見えてきます。

実は、大宮跨線橋は市電マニアにかなり有名なスポット!
その昔、京都市内を縦横無尽に走っていた市電。
その名残りを伝える跨線橋は、愛好家たちがこぞって訪れる場所なのです。

注目は2本の架線柱です。架線柱とは線路にあるアレですね。
電車の上のパンタグラフと接触して送電する、「凹型を反対にした形の柱」です。

「ん?パンダがどうした?」って思いますよね。
これこそ市電が通っていた証です。
私も詳しいわけではありませんが、少し調べてみました。

大宮跨線橋は、昭和10年に京都の市電大宮線を七条から九条に延線するために架けられた橋です。
市電が走るために、電車の線路と同じように、架線柱が道路に建てられました。
その名残が今も2本だけ残っているのです。

跨線橋を支える土台には、リベット(大きな鉄のボルト)だらけの無骨な鉄筋が無数に組み合わされています。令和元年まで残されていた電停(市電の停留所)へ上る階段も、歴史的価値があったようです。いずれもマニア垂涎です!

さて、車で子どもと出かけるとき、下京区から南区に行く時は、なるべく大宮跨線橋を渡るようにしています。

それはなぜか?やっと本題です。

跨線橋の上に架かる、東海道新幹線を走るのは「N700A」。

時には「N700S」。

それらの新幹線を間近で見ることができるからです。

「え、それだけ!」と思われた方、ごめんなさい。

些細なよろこび、楽しみ方ですが、子どもが新幹線をこよなく愛しているので…。

同じ車で通るなら、新幹線が間近で見える跨線橋を渡りたいのです。

運が良ければ、両方から交差する新幹線を見ることもできます。

もちろん新幹線が通過しない時もあります。

そんな私の夢は「ドクターイエロー」に出逢うこと!

ごく稀に東海道線を走る黄色の新幹線!子どもの超人気者です。
皆さんも好きですよね!

「ドクターイエロー」は、いつ走る?

調べればわかるかもしれません。

あるいは調べなければ永遠に出逢うことはないかもしれません。

でもそんな野暮はしたくないのです。

偶然…! 偶然にドクターイエローに出逢う。

その瞬間を子どもと一緒に奇跡を体験する。

そんな些細な夢なのです。

というわけで、みなさん!

南区にお越しの際は、大宮跨線橋を越えておこしやす!

※跨線橋の上で撮影した写真は車載で固定したカメラによるものです。

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