我が家（夫を除く）の毎年恒例行事。
「名探偵コナン」劇場版を見に行く。

コナンの映画は、劇場で見ると迫力もあり面白い。
なんでやねん！と突っ込みたくなるようなことも映画の迫力で「おおっ」と思ってしまう私がいる。

子どもたちは映画を見ながらつい推理合戦が始まるので「しーっ」と言って
聞かせないといけない。
これが他のアニメ映画だと年齢層が低く、大体どこでもしゃべっているので、
まあいっかとなるのだが、
コナンの映画は割とお姉さまたち（大学生だろうか、高校生だろうか）がいたり、
若いカップルがいたりして、気を遣う。
あれかね。安室とかが若者に人気なんだろうか。
私も中学生の頃、怪盗キッドが好きで図工の作品に描いたりしていた。
あんな感覚かね。現実の隣にいる男子よりキザなセリフを吐いてくれる
漫画の中の男の子がかっこいいのかね。
グッズ売り場も、大学生か高校生ぐらいのお姉ちゃんたちがたむろしている。
資金力に任せてグッズを買い込んでいる横で、
娘が何か買ってとせがむが、「欲しけりゃ自分で買いなさい」と言うと
拗ねてしまった。
なんでやねん。

帰ってから、子どもたちと、
安室の警察学校の同期たちの行く末や、
あのシーンのあれはどういうことだったか、なんてことを
あーでもないこーでもないと話していたら、
夫がボソリと
「次は俺も行くわ。話に入って行けへんくて寂しい」と一言。

そして、息子が私に問う。
「結婚するなら、誰がいい？」
え、なにその質問。
でも、とりあえず真剣に考える。
「うーん。やっぱり新一かな。真面目で浮気しなさそうやし、ご両親の遺産ががっぽり入ってきそうやん。」
「金かよ。」
「あんた、結婚生活に金は大事やで。」
「ふうん。じゃあ、なるとしたら、誰になりたい？」
「うーん。園子かなあ。財閥やし、それに京極まことが絶対守ってくれるやん。」
「やっぱり金なんかい。俺は、赤井かなあ…」
「赤井な、かっこいいけど戦うん大変やで。」
というよくわからない会話で1日を終える。
親としての解答は多分、不正解である。
ちなみに、お付き合いするなら私は赤井がいいかなあ。
お付き合いするだけなら、スリルを求めてもいい。無口で何を考えてるか
分からないミステリアスさもまた魅力である。
怪盗キッドも好きなんだが…。他のキャラクターにはないキザな甘いセリフが魅力的だ。赤井とは真逆なんだが。
女とは勝手な生き物である。
京極まことは真面目すぎて面白みがなさそう。
服部平次は、コテコテすぎて、大阪人は夫だけで十分。
と、息子からの質問が終わっても一人妄想を続ける。

ああ、なるほど、男性キャラクターが豊富で女子大生たちに人気なのかしら。
ananの表紙もまさかの安室だしね。

「安室はちょっとすぐにムキになるところがこどもっぽいんだよねー」と、
息子に言う私。どっちが子どもやねん。