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クラウドファンディングに挑戦したい人に、まず伝えたい3つのこと【苦言】

寝ているときの夢はあまりみない、ジンボラボ 神保貴雄です。

これまで携わったクラウドファンディングで500万円以上の支援を集めたので、クラウドファンディングアドバイザーと名乗っています。

今日の内容はこれからクラウドファンディングを始めたい人にとって耳が痛い話になるかと……。

「クラウドファンディング」というコンテンツの認知度も高まり、チャレンジする人も増えてきました。

日本でのクラウドファンディングの成功率は

30%

と言われています。

あら、意外と少ないのね。

と思われたかもしれませんが、成功した場合は「成功しましたー!!」と声高らかに叫びますよね。

反対に失敗した時に「失敗しましたー!!」とは言わないので、失敗の方は耳に届くことがないのが原因でしょう。

当たり前だと思いますが、どうせチャレンジするなた失敗は避けたいところですよね。

ということで今回は失敗しないプロジェクトづくりに、まず何が必要なのか3つのポイントから考えてみました。

ということで早速いってみましょう。

プロジェクトのコンセプトと内容を決める

まずはこれですよね。

これなくしては何にも始まりません。

ですが……

クラウドファンディングで支援を集める

ということはまずは抜きにして考えることをオススメします。

余計な制約が加わると本当にあなたが実現したいことがボヤけてしまいますから。

あなたが実現したいプロジェクトがまず一番前にあることが大前提。

で、それを実現するために必要な資金調達の手段のひとつにクラウドファンディングという仕組みがある……という位置付けにしないと、からっきしダメです。

クラウドファンディングありきでプロジェクトを考えてしまうと、コンセプトがブレブレになってしまいます。

なぜなら資金調達をするなら「銀行」とか「補助金」とか「自己資金」という選択肢もあるわけですから。

◾︎銀行
◾︎補助金・助成金
◾︎自己資金

という選択肢も視野に入れつつ、資金調達をどうするか……を考えましょう。

SNS周りを強化する


クラウドファンディングを成功させるためにはSNSからの発信が鍵を握ります。

▶︎Facebook
▶︎Instagram
▶︎Twitter
▶︎YouTube
▶︎LINE

などのSNSを活用していくわけですが、あれもこれもと手を出してしまうのはオススメできません。

これらすべてを使っての欲張り情報発信は絶対に長続きしません。

クラウドファンディングは長期戦……フルマラソンのようなものです。

100m走ならなんとか全力で走りきることができると思いますが、それ以上の距離は継続できません。

あなたが普段よく使うSNSで構いませんので、ひとつかふたつに絞って運用しましょう。

僕が特にオススメしているSNSは実名登録が必要なFacebookです。

全体のスケジュール決める


さきほどもお伝えした通りですが、クラウドファンディングは長期戦です。

長くて4ヶ月、短くて3ヶ月の期間がどうしても必要。

もちろんこれより短かい期間でもチャレンジすることも可能ですが、失敗する可能性が非常に高くなることが考えられます。

クラウドファンディングに重要なことは?

と、聞かれたら間髪入れず……

準備です

と僕は答えます。

それくらい準備期間が成功の鍵を握りまくります。

ということで、資金が必要になるタイミングから逆算し余裕のあるスケジューリングしましょう。

例えば12月の上旬に資金が必要になるとします。

募集期間が終わってすぐに集まった支援金が手元に入るわけではなく、最低でも1ヶ月以上のタイムラグがあります。

となると、11月中には募集期間が終わっている必要があります。

クラウドファンディングの募集期間を30日に設定すると、10月の中旬にはスタートさせなければいけませんね。

となると実際に準備期間として動き出すのが早くても7月、遅くても8月という計算に。

整理します。

●7月 準備
●8月 準備
●9月 準備
●10月 募集スタート
●11月 募集終了(リターンの手配)
●12月 支援金の振込

このような流れになりますね。

は、半年……長いぞ。

クラウドファンディングに挑戦したい人に、まず伝えたい3つのこと【苦言】まとめ

YouTubeの動画経由で、いまではたくさんのお問い合わせをいただくようになりました。

かなり練り込まれたプロジェクトを準備されている方もいれば、そうでない方もいらっしゃいます。

今回お伝えしたことを参考にしていただき、まずはあなたが実現したい「夢」をしっかりと固めてみてください。

クラウドファンディングは目的を達成する手段です。

目的になってはいけません。

ここを勘違いしてしまうと、必ず失敗します。

もう一度、あなたのプロジェクトを見つめ直しましょう!


新潟県でカメラマンとして活動しています。特に飲食店などのメニュー撮影、ブツ撮りに定評あり。ポートフォリオ→https://jinbo-lab.jp/。一般社団法人 愛南魚沼みらい塾理事。1980年生まれ。