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もっと知りたい!『ペントハウス』の女優たち①シム・スリョン役 イ・ジア

 안녕하세요(アンニョンハセヨ)南うさぎです。

 韓国ドラマ『ペントハウス』でインパクトを与えた女優たちをピックアップしていきます。今回は「ヘラクラブのクィーン」、この方から。

シム・スリョン役 イ・ジア

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https://programs.sbs.co.kr/drama/penthouse

 チュ・ダンテ(オム・ギジュン)の妻。双子であるソクフン(キム・ヨンデ)とソキョン(ハン・ジヒョン)の継母。
 高層マンション「ヘラパレス」のペントハウスの住人で、すべての入居者が認める「ヘラクラブ」のクイーン。

 このドラマの登場人物の中で数少ないいい人、シム・スリョンを演じるイ・ジアは品のある演技で「クイーンスリョン」と呼ばれています。メイキング映像ではこれまでの彼女の神秘主義のイメージから一転して親近感あふれる様子がたくさん見られ、好感度もアップしています。

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https://m.entertain.naver.com/photo

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http://m.imbc.com

 デビュー当時から英語、日本語をはじめ音楽など豊かな才能で注目されたイ・ジアは、2007年にドラマ『太王四神記』でトップスターであるペ・ヨンジュンの相手役としてデビューしました。そのため大勢の人の好奇心を刺激しましたが、あまり情報を公開せず、「イ・ジア宇宙人説」もあったくらいです。
 ところが、2011年に離婚して慰謝料及び財産分与訴訟をしたことが世間に知られます。相手は何と、1990年代以後社会現象になるほどの韓国音楽界に巨大な影響を与えた人物で「文化大統領」と呼ばれるソ・テジ! このスキャンダルは韓国芸能史に残る衝撃的なイシューになります。その報道まで、イ・ジアは神秘主義としてプライベートはほとんど知られていませんでした。結婚したことすら初耳なのに離婚という、その衝撃は新聞一面を飾る大きなものでした。

 二人が出会ったのは1993年、ソ・テジのヒップホップグループ「ソテジワアイドゥル」のアメリカ公演のときで、結婚したのは1996年に引退したソ・テジがアメリカに渡った1997年。アメリカで結婚生活を送っていた二人の結婚期間は2年7ヶ月であり、2011年の訴訟は離婚訴訟ではなく慰謝料訴訟でありました。訴訟はその後両者の合意で解決しましますが、世間的にその衝撃が収まるにはけっこう長い時間がかかりました。

 当時のソ・テジの存在はとてつもないものだったので、二人の「秘密結婚」にはある程度納得する人もいました。ソ・テジの人気と引退するときの世間の様子はドラマ『応答せよ!1994』にリアルに描かれているので、見てみると面白いと思います。

 ソ・テジは韓国大衆音楽に多大な影響を与えたミュージシャンで、現在も音楽活動も続けています。私生活では2013年に女優イ・ウンソンと再婚し、女の子を授かって幸せな家庭を築いているそうです。ちなみに「ソテジワアイドゥル」のメンバーの一人であるヤン・ヒョンソクは現在K-POPを引っ張っている韓国大手エンターテインメント社の一つであるYGエンターテインメントの代表です。

ソテジワアイドゥル(左:ヤン・ヒョンソク 中央:ソ・テジ 右:イ・ジュノ)

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https://namu.wiki

 イ・ジアはそのスキャンダル後、ドラマなどで活躍していますが、今回『ペントハウス』のヒットとともに大衆受けする人気女優に近づいたようです。演技力を認められ、応援するファンもたくさん増えています。これからの活躍がますます期待される女優です。

出演作:ドラマ『太王四神記』『ベートーベン・ウィルス』『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』など

 안녕!


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