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ドラマ『それでも僕らは走り続ける』に登場するいまどき韓国語#1 関心を集めたい「관종:クァンジョン」

 안녕하세요(アンニョンハセヨ)南うさぎです。

 韓国ドラマ『それでも僕らは走り続ける』には、韓国の若い世代中心に使われているいまどきの言葉や言い回しがよく登場します。覚えておくと面白いのでこれから少しずつ紹介していきます。今回は日本で言う「リア充アピール」や「かまってちゃん」に近い言葉です。

 第1話、主人公のキ・ソンギョム(イム・シワン)は、女優の母と一緒に写っている写真がネットで話題になっていることで陸上仲間のヨンイル(パク・ソンジュン)から「”クァンジョン(관종)”ではないのか」と言われます。ところがソンギョムはその意味を知らず、逆にヨンイルに聞きます。

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ドラマ『それでも僕らは走り続ける』からのキャプチャー画面。「クァンジョン(관종)」は「リア充アピール」と訳されています。

 第2話、ソンギョムとオ・ミジュ(シン・セギョン)が映画を見たあとに屋台でお酒を飲むシーンがあります。翻訳家であるミジュは、映画の最後のクレジットで自分の名前が出たときの話をしながら、自分が「“クァンシンジョンジャ(관심종자)”みたい」と言います。

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ドラマ『それでも僕らは走り続ける』からのキャプチャー画面。「クァンシンジョンジャ」は「自意識過剰」、「クァンジョン」は「リア充」と訳されています。

 1話でソンギョムが言われた「クァンジョン」はこの「クァンシンジョンジャ」の略語で、同じ「関心種子」という意味です。日本語字幕では「リア充」「自意識過剰」と訳されていますが、過剰に人々の注目を浴びようとする人のことです。あまりいい意味では使いません。ソンギョムは自分が言われたときはその意味を知らず、あとから知ります。2話ではミジュに対して「クァンジョン」と思っているわけではなく、ただ自分がその言葉の意味を知っているということを伝えただけ。実際に「クァンジョン」は、SNSを過度にアップしたり、どこでも目立とうとしたりする人に対してよく言います。SNSの投稿が多すぎる芸能人に対して使う場合もあります。友だち同士では冗談まじりで軽く言うこともありますが、聞く側としてはやはりあまりいいイメージはない言葉だと思います。

*クァンジョン관종: 関心種子の略語
*クァンシンジョンジャ관심종자:関心種子 
過剰に人々の注目浴びようとする人、自意識過剰な人

 次回も『それでも僕らは走り続ける』から、いまどき韓国語を紹介しますね。

 안녕!


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