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3/11週の注目SaaSディール

少し遅くなりましたが、3/11週の注目のSaaSスタートアップの資金調達をレポートします。今週は5社をピックアップ。

今週は、近々大型IPOの期待の高いCloudflareの150億円の大型調達のニュースの他は、全体的に20-40億円のアーリーステージの案件が目立った。個人的には、コンテンツ・マーケティング管理SaaS PercolateやHRTech SaaS Hibob等の「統合管理」×「B2CライクなUI/UX」のSaaSに対して、BessemerやSequoia等の著名VCが出資しているところが、特に気になりました。

1.個人のプライバシーを守るCDN SaaS Cloudflare: シリーズE 150億円調達

Cloudflareは、2009年カリフォルニア創業のコンテンツ・デリバリー・ネットワーク(通称CDN)やセキュリティサービスを提供するスタートアップ。CDNとは、大容量のデジタルコンテンツをインターネット上で大量配信するためのネットワークのことを指し、Cloudflareの他にAkamaiやCloudfront等の企業が有名。昨年、Cloudflareはプライバシー優先のインターネット最速の消費者向けDNSサービスである「1.1.1.1」のリリースが注目を浴びた。

今回のシリーズEでは、独立系の資産運用大手Franklin Templetonがリードで、New Enterprise Associates、Union Square Ventures、Venrock等の錚々たるVCも参加して計150億円を調達。ちなみに昨年の段階では、2019年前半に3,500億円規模のIPOすると見られていたが、今回の調達で海外での販売を加速させて、更に大きなIPOを狙っていると目されている。
リンク: San Francisco Business Journal記事Cloudflareサイト

2.NY発!エンタープライズ向けコンテンツ・マーケティング管理SaaS Percolate: Series D 32億円調達

Percolateは、2011年にニューヨーク発祥のエンタープライズ向けのコンテンツ・マーケティングを一括管理できるプラットフォームを提供するスタートアップ。Percolateの強みは、露出力を高めるためのソーシャル・メディアへの充実したパプリッシュ機能。Facebook、TwitterやLinkedIn等の名立たるソーシャル・メディアと公式にパートナー契約を結んでおり、Percolateのプラットフォームから直接ネイティブアドを出稿できる。

今回のシリーズDラウンドでは、GGV Capital、Sequoia、Lightspeed等の名立たるVCから32億円調達。同社は2018年から、Salesforce.comでVP Customer Success Products等を歴任したRandy Wootton氏をCEOとして招聘し、更なる成長を目指している。

リンク:FinSMEs記事Percolateサイト

3.創業1年のワークフロー管理/社内コミュニケーション統合SaaS Kerauno: Series A 25億円調達

Keraunoは、2018年インディアナポリス発のビジネス・プロセスを最適化するワークフロー管理と社内コミュニケーションをスマホに統合できるSaaSを提供。同社はB2B向けの電話・通信サービスを提供sるAxia Technology Partnersからのスピンオフ・スタートアップ。Keraunoでは、SalesforceやJIRA等のSaaSを統合して、社内で使いやすい、カスタマイズ性の高いダッシュボードで感覚的に操作ができるようになるCommunications Workflow as a Service(CWaaSというらしい)。既にARR 4.5億円を達成。

今回のシリーズAラウンドでは、 Joan Hanley Trust等から25億円を調達。

リンク:VentureBeat記事Keraunoサイト

4.テルアビブ発HR&福利厚生管理SaaS Hibob: Series A 20億円調達

Hibobは、従業員のオンボード、リソース管理、勤怠&給与計算、福利厚生などを統合的に管理できるHRプラットフォームを提供する、2015年イスラエル・テルアビブ発祥のスタートアップ。Hibobは、人の働き方の変化の中で、これまでsystem of recordsの考え方が強かったHRTech SaaSから、従業員同士の関係性や生産性に着目してプロダクトを設計している。B2CライクなUI/UXも特長の1つだ。2015年の創業以来、USやヨーロッパを市場に+460%の成長を達成。

今回のシリーズAラウンドでは、Bessemer Venture Partners、Battery Ventures、Eight Roads Ventures等から計20億円調達。

リンク:VentureBeat記事Hibobサイト

5.SaaS開発者向けフィーチャー管理SaaS LaunchDarkly: シリーズC 44億円調達

LaunchDarklyは、2014年カリフォルニア発祥のソフトウェア開発者向けの機能管理プラットフォームを提供するスタートアップ。LaunchDarklyは、SaaS向けのフィーチャー・トグル(別名 機能切替スイッチ)としては最も使われているツールだそう。今回のシリーズCでは、SaaS投資家として有名なBessemer Venture Partnersがリードで計44億円調達。既存投資家であるSaaSブロガーで有名なTomasz Tunguz率いるRedpointやDFJ等も参加。

リンク: VentureBeat記事LaunchDarklyサイト



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