サヤインゲン_鞘隠元_A

サヤインゲンは、“いんげん”というお坊さんに由来するもの。

関西では「三度豆」の名でおなじみ

インゲンは南米が原産で、日本には江戸時代に隠元禅師がもたらしたといわれ、その名を付けたそうです。関西では一年に三度収穫できることから“さんどまめ”とも呼ばれています。

もともとは完熟した「インゲン豆」自体を食べていたようですが、今では主に若取りしたものをさやごと食べるので「サヤインゲン」といいます。ハウス栽培のものなどもあるので一年中買うことが出来ますが、初夏頃から露地栽培の物がピークを迎えます。


若く細いインゲンが美味ですよ

緑の色が鮮やかで、ハリがあり、ピンとしているインゲンを選びましょう。時間と共に色が黄色くなってきます。豆の形がハッキリ出ていない、あまり太くないものを選んでください。

太く大きいものは育ち過ぎている場合があり、スジが太くなり硬くなっていることが多いです。若く細い物が柔らかく美味しいです。一昔前はインゲンにかたいスジがあり、茹でてもこのスジが口に残るためスジを取っていましたが、近年スジを取る必要のないストリングレス品種が増えています。


関東、関西それぞれで好まれるインゲンがあります

一般的な種類はケンタッキーワンダーともいわれる、「どじょういんげん」です。凹凸莢ともいいます。これは関東で好まれます。

さやが平べったいものは「平莢インゲン」、平莢よりさらに平べったいものは「モロッコインゲン」、つるつるしていてごつごつしてなく、断面が丸いタイプのものは「丸莢インゲン」です。こちらは関西で好まれます。

また、海外品種の極細のサーベルインゲンや、紫色の物や黄色いものなどもあります。茹でると紫は濃緑色、黄色の物は薄い黄色になります。


モロッコインゲンは平らな形をしており、長さが20cmと大きくなります。肉厚で柔らかいのが特徴です。


黄色インゲンはバターインゲンなどとも呼ばれ、丸サヤと平サヤがあります。茹でても薄い黄色ですので彩に利用するとよいです。


紫インゲンは表面は濃い紫色ですが、中は緑色で、茹でると表面の紫色の色素が流失し、緑色になってしまいます。


見た目では分からないですが、鮮度劣化が早い野菜です。

ラップで包むか、ポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。見た目では分かりにくいですが、半日で栄養も味も半減してしまいますので、すぐに食べるようにしましょう。
冷凍保存する場合、硬めに茹でてから冷凍します。


家庭菜園でも人気のサヤインゲンは、つるがあるタイプと、つるがないタイプがあります。つるがあるタイプは比較的長い期間収穫できます。


おかずに重宝されるサヤインゲンは美肌効果のある野菜。

キシキシする歯ごたえが苦手な場合は、サヤインゲンを縦に切ると良いですよ。また天ぷらなどにすると気にならなくなります。
煮物やソテーにする場合も、一度軽く茹でてから調理すると特有の青臭さが無くなります。色よく仕上げたい場合は、素揚げしてから炒め物や煮物に使うと、きれいな色のまま調理できます。


サヤインゲンはカロテンビタミンB群がバランスよく含まれている野菜です。ちなみにインゲン豆は豆類に分類されますが、サヤインゲンは野菜に分類されます。カロテンは、体内でビタミンAに変わり、視力回復やお肌の乾燥に効果的で、油と一緒に摂るとカロテンの吸収率が上がりますので、炒めて調理しましょう。ビタミンB群は疲労回復や皮膚や粘膜を保護、集中力を高め、精神を安定させるなどの作用があります。特に若いサヤにはアスパラギン酸やリジンが含まれているので、疲労回復美肌効果がさらに高くなります。

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みなとのごちそう野菜

最年少野菜ソムリエプロ。 2017年3月、野菜ソムリエに8才で合格し、最年少記録を更新しましたが、2018年7月、野菜ソムリエプロに10才3か月で合格。こちらも最年少記録を更新です。

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