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💊【🏥調剤編】 市販薬の相談がきたぜ〈飲み合わせ編〉・【Twitter📝】

※市販薬やドラッグストア等にも関係するので、"#薬剤師ミナトメモ"もつけてるぜ!

【📝記事】・調剤で市販薬の相談がきたぜ〈飲み合わせ編〉
Twitterから。

#ミナトメモ_調剤編
#薬剤師ミナトメモ
薬剤師不在店のドラッグストアにて登販さんに、「麻黄湯(1/2量)と麻杏甘石湯(どちらも市販薬)を一緒に飲んで良いか?」と質問したところ、「漢方だから大丈夫!」と言われたらしいが、不安になって薬剤師に再度相談をしようと思ったとのこと。

上から、
麻黄湯(1/2量)→1日量でマオウ2.5g
麻杏甘石湯→1日量で3.2g

結論から言えば、俺は一緒に飲んではいけないと言った。

このお客様は薬歴から以前、ツムラ麻黄湯エキス顆粒(1日量でマオウ5.0g)で、軽めとはいえ副作用の動悸を起こしてた。

ツムラ麻黄湯エキス顆粒
(1日量でマオウ5.0g)

マオウの量(併用した場合)
→1日量で2.5g+3.2g=5.7gとなる。

市販の麻黄湯(1/2量)と麻杏甘石湯を併用した場合

併用すれば、マオウの量が5.0gを超え、再び副作用を起こすリスクが高い。
1/2量の市販の麻黄湯単独は今まで問題なく飲めているらしく、風邪のごく初期でゾクゾクと寒気がするということなので、麻杏甘石湯をプラスする必要性も薄い。
よって、併用はせず麻黄湯だけで様子を見るようにといった。更に、何かあったらすぐに相談するか病院へ受診してくださいねとも話した。

【補足】
調剤薬局で他にオススメできる薬がないという言い訳をしつつ…
1/2量の市販の麻黄湯は前から医師の許可済みの漢方だぜ!
麻黄湯と麻杏甘石湯は4つの生薬で構成してるが、その内3つも同じ
1つだけ違う生薬なんだが、麻黄湯は温める桂皮麻杏甘石湯は冷やす石膏ってわけだ。それだけで性質が違う。
寒気ある風邪に冷やす麻杏甘石湯は合わないと俺は考えた。

以上。
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