今回はリッツ・カールトン上海−浦東です。残念ながら、Bonvoyのチタンエリートによるベネフィットは、ポイントとアップグレードしかありませんが、今回はFHR経由での予約になるので、クラブラウンジは無いものの、それなりのベネフィットはあります。上海を代表する浦東にあるリッツ・カールトンの宿泊体験はどのようなものになったのでしょうか？

1. リッツ・カールトン上海-浦東とは？

　リッツ・カールトンについては特に述べることはないかと思いますが、浦東上海については、説明しておいた方がよいかと思います。浦東がついている理由としては、もう一つ、上海にはポートマン・リッツ・カールトンが南京西路にあり、明確にわかるようにするためかと思われます。ポートマンは中国最初のリッツ・カールトンらしく、宿泊したことはありませんが、歴史あるリッツ・カールトンのようです。

　浦東のリッツ・カールトンは、高層ビルの立ち並ぶ上海のビルの一つに入居しています。周辺のビルと比べて特段高いわけではありませんが、それでも50階以上のフロアがあり、また、リッツ・カールトンも高層階に入居しているため、眺めが良いです。それに、立地が非常によく、東方明珠塔や外灘の景色がよく見えるため、派手に楽しめる印象でした。

　ここのリッツ・カールトンはForbes Travelによると、ホテル、食事、スパの全てが最高レベルにあるとされています。名実ともに上海最高のホテルの一つと言えるでしょう。もちろん、浦東には森ビルに入居するパークハイアットもありますが、レピュテーション的にはリッツ・カールトンの方がより強い印象ではあります。

2. チェックイン

　今回は私たち夫婦の記念日ということもあり、特別な日でしたので、その旨をリッツ・カールトンに伝えていました。その件について、リッツ・カールトンのスタッフが対応してくれました。非常に素晴らしい滞在でした。

　まず、部屋は外灘側のスイートルームにアサインされます。それだけでなく、色々飾りや手紙などを頂けたので、テンションが上がります。また、今回FHRｘチタンエリートであったこともあり、担当者が直にどういったコンセプトで部屋のデコレーションを行ったかを伝えてくれます。ケーキや花等、若干上海テイストな部分はあるものの、スタッフが以下に頑張ったかが伝わってきたので、感謝としてチップを渡しました。

　上海には一流ホテルが沢山ありましたが、中々部署が連携してここまで記念日を盛り上げてくれるようなホテルはありませんでした。どちらかというと、事務的な処理に終始するホテルもある中、リッツ・カールトンは記念日を大切にしてくれることが伝わってきます。リッツは大阪のクリスマスもそうですが、毎回良い思い出がありますね。港区夫婦は今年は出産により海外旅行やリッツカールトンの宿泊数が伸び悩んでいるのですが、可能な限りリッツカールトンに泊まりたいと思ってしまいます。といいつつ、マンダリンオリエンタルやウォルドーフアストリアにも泊まってしまうのですが。

　サービスの質的には大阪が素晴らしいですね。老朽化があるとはいえ、伝説のサービスは健在です。

3. 食事

　シグニチャー・レストランの金件（Jin Xuan）に行きました。これについては別記事で言及しますが、こちらは食事もさることながら、とにかくサービスが素晴らしかったですね。外灘が見える席でバラで彩られたテーブル、そして、記念日用の食事など、様々な点でリッツカールトンの素晴らしさを感じることができました。単純にこのレストランはミシュランというところにとどまらず、雰囲気作りをしっかりしてくれるところが素晴らしいですね。

4. スタッフの質

　大阪を基準とすると、チグハグな接客が目立つことは確かです。英語があまりできなかったり、英語ができないスタッフができるだけ会話を避け、最低限の案内をしてしまうなどのことがありました。また、あまりBonvoyの仕組みがわかっていないスタッフがいたりと若干信用を落としてしまうような接客があることは事実ですが、それをありあまるサービスが上海にありました。結果的に不満はなく、良い思い出として上海浦東の体験があり、また上海に行くときは泊まりたいと思ってしまうような宿泊でしたね。

5. アクセス

住所：8 Century Ave, Liujiazui, Pudong, Shanghai

5. 写真