【愛育病院】【出産】出産から退院まで

1.出産の流れ

 愛育病院はLDR室を完備しています。LDR室とは”Labor”(陣痛)、”Delivery”(分娩)、”Recovery”(回復)の略称で、陣痛がきてから出産、および産後の体調経過観察まですべて同じ部屋で過ごせるため、身体への負担が軽減されます。
 このLDR室内では、面会時間外問わず立会人1人まで同室することが可能です。愛育病院では自然分娩、麻酔分娩、および帝王切開のどの分娩方法を選択しても立会いが可能です。
 陣痛は時間と忍耐の戦いですが、その陣痛の負担を軽減したり、お産を進行させてくれるアイテムも揃っています。バランスボールや、陣痛緩和チェアゴルフボール(陣痛が後半になってくると、これでお尻の穴をぐっとおすとかなり楽です。)、また、お風呂に浸かることも可能です。

 私も陣痛の初期段階ではまだ余裕があったので、廊下をひたすら歩いたりバランスボールに乗ったりしていました。横になっているより、体を動かしたほうがお産が進行するみたいなので無理のない程度に頑張ってください。中期になると陣痛の痛みに耐えることで精一杯になってきます。私はこの時にお風呂に45分程つかりました。痛みも緩和され、お産も進みます。子宮口が8cmほどになってくると座っていられない位の痛みになるので、横になりいきまないようにただ耐え忍びました。ここで看護師さんがゴルフボールでお尻あたりをグッと押してくれるのがとても助かりました。正直なところ、夫にしてもらうよりも看護師さんにしてもらった方が効き目が全然違いましたね。(笑)

 私の場合は初産だったのですが、お産まで8時間、会陰も外部に切り傷程度の傷ができた程度の安産だったため、産後2時間程休憩して病室に戻れるとのことでした。
 その2時間の間にカンガルー抱っこをしてみたり、看護師さんがたくさん家族写真を撮ってくださいました。また、希望すれば胎盤を触らせてもらえたりします。胎盤はその後病院側で処理されるのですが、へその緒は記念に持って帰ることが可能です。

2.入院生活

 入院時の部屋の個室タイプは事前予約はできず、産後空きがあればリクエストすることで入ることが可能です。
 自然分娩の入院期間は基本的に5日、帝王切開は7日となっています。ただし、こちらの入院期間は母子の体調により延長される場合もあります。
母子同室で、私の時は産後5時間程休憩した後、新生児室にて母乳のあげかたや赤ちゃんのお世話の仕方、赤ちゃんが乗っているコットの使用方法などを教えてもらった後、我が子を引き取りました。

 愛育病院は母乳育児推進のスパルタ教育で有名ですが、まったくその通りでした。産後まだ身体がボロボロの状態なのですが、あくまで母乳ファースト。基本的には自室で赤ちゃんのお世話を自分でします。
赤ちゃんは夜型で、まだ最初の頃は母乳の量も安定していないので、深夜1時間おきに授乳したりと睡眠時間の確保が難しかったです。
どうしても辛いときは新生児室に赤ちゃんを預かってもらうことも可能ですが、私がお願いした時は看護師さんに「それでは授乳をしてから、また次の授乳の3時間後には戻って来てください。もしその前に授乳で泣いたらお呼びしますね。」と言われました。割と容赦ないです。(笑)

 また、授乳(またはミルク)の時間や量、おむつ替えの時間を細かく記録用紙に記入し、毎日看護師さんにチェックしてもらい、アドバイスをもらいます。

 ちなみに授乳は自室でも新生児室でも出来るのですが、初産婦は新生児室でされることをお勧めします。看護師さんが上手にあげる方法だったり、ゲップのさせかたのコツなど、積極的に教えてくれます。ただ、看護師さんによって意見が違ったりするので、なるべく新生児室に出向いてはいろんな看護師さんからアドバイスを頂くと良いと思います。

 沐浴は入院中に新生児室にて1回できます。予約制ですので、早めに予約しましょう。お母さん以外の方も立ち会って沐浴練習をしたい場合は面会時間内の沐浴時間に予約する必要があります。

 病院食は1日3食出ます。看護師さん曰く、量は多いですが、塩分控えめなので全部食べても全く太らないとのことでした。味は「病院食にしては美味しいかな?」というくらいです。(笑)
 授乳しているとお腹がすきやすく、甘いものが食べたくなるので、よく9階の売店にいってはお菓子を買って食べていました。病気で入院しているわけではないので、基本的に何を食べていても何も言われません。

3.退院

 退院時の流れは下記の通りでした(1)産後の経過確認会陰部の傷口および子宮の収縮具合の確認を行います。この時に子宮収縮促進の薬も処方してもらいます。(2)赤ちゃんの検診新生児室にて医師による最終確認を行います。黄旦など異常が見られなければ先生より退院OKの最終了承がもらえます。(3)部屋の確認荷物をすべてまとめた後、看護師さんに部屋に忘れ物はないか一緒に確認してもらいます。入院時に病院より支給される母乳パッドやおむつが余った分は持って帰ることができます。(4)出産費用の支払い私の場合は、自然分娩+5日間の入院費用=計73万円でした。※2019年4月に費用が改定されたため、あくまでご参考程度に。


以上、出産から退院までの愛育病院での過ごし方でした。
質問等あればコメント欄で受け付けます。
前回の記事には、出産前の流れ(分娩室の予約方法、妊婦検診、両親学級)について記載していますので、ご興味ある方は是非そちらの記事も読んでいただけると嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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