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限りある人生、好きなものに囲まれて、自分が心地の良い環境で暮らしたい。
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限りある人生、好きなものに囲まれて、自分が心地の良い環境で暮らしたい。
ここには、ブログhttp://MINAWA88.com/ の投稿の裏話など書き綴ります。

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20人の男たち(15/20)金輪際浮気はしないと誓ったDくん

私はこれまでの人生で一度だけ浮気をしたことがある。 そして迂闊にも、そのたった1回で人生を狂わせる寸前の修羅場に出くわした話だ。 (私のブログMINAWA88.comの連載「20人の男たち」の15人目のお話です。) この時ほど、タレントの土田さんの 「浮気や不倫はリスクやコストが割に合わないからやらない」という言葉が 骨身に沁みたことはなかった。 この話も、恋愛や結婚に迷走しがちな女子たちに、 何かしら教訓として届けば良いと思って筆をとる。 友人と2人暮らしをしていた

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    • 20人の男たち(2/20) 2年かけてストーカーした末に逆ナンしたFくん -5

      あの日以来、以前のように故意的に一定の距離を取るわけでもなく、それぞれの生活のルーティンの中にお互いの存在を認め合うようになった。

近かろうが、遠かろうが気にせず自分の好きな席に座る。 
普通に至近距離に座る頻度も増えていったし、
うっかり通学路で遭遇すれば振り返り、お互い見なかったふりをする。

正直、当時彼が何を考えていたかなんてわからない。 
なんか鬱陶しいヤツ、ここにも出没した…それくらいにしか思われてなかったかもしれない。
それでも私は恋に恋してる感じが楽しかった

      • 20人の男たち(2/20) 2年かけてストーカーした末に逆ナンしたFくん 4

        母に彼の存在をぶっちゃけた後も、私は懲りずに図書館へ通った。 前話→2年かけてストーカーした末に逆ナンしたFくん-3 つかず離れず、自習を続ける我々2人だったが、 私は離れずどころかむしろお近づきになりたいと、あの手この手を考えた。 思春期の高校生。 私が先客で座っている限り、彼は磁石のように一定距離離れて座るのは当然だ。 それであれば、私が先客で彼のテリトリーに入りつつ、彼が席を選ぶ時に私が居なければ、至近距離に座ることができるし、その結果はさも偶然かのように装える

        • 20人の男たち(2/20) 2年かけてストーカーした末に逆ナンしたFくん -3

          12月に姿を見せてから、しばらく彼は図書館に現れなかった。 (前話)2年かけてストーカーした末に逆ナンしたFくん-2 高校の場所と、なんとなく自宅の方角を知っても、本人が来ないのでは仕方がない。 一過性のトキメキで終わり、私の日常は静かに戻って来た。 春休み。 たまたま近所に住む友達が図書館にきた。 久しぶりの彼女にと和気藹々と話しながら、一連彼の話をした。 「……私、その人の家知ってるかも。赤い自転車の、ブレザーの人だよね?私さ、近所のXX高校じゃん、たまーーー

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        20人の男たち(15/20)金輪際浮気はしないと誓ったDくん

        • 20人の男たち(2/20) 2年かけてストーカーした末に逆ナンしたFくん -5

        • 20人の男たち(2/20) 2年かけてストーカーした末に逆ナンしたFくん 4

        • 20人の男たち(2/20) 2年かけてストーカーした末に逆ナンしたFくん -3

          20人の男たち(2/20)2年かけてストーカーした末に逆ナンしたFくん- 2

          私は相変わらず、図書館に通う放課後だったが、彼は来たり、来なかったりと気まぐれだった。 (前話)2年かけてストーカーした末に逆ナンしたFくん-1 また、私は門限が夕飯前と決まっていたので、 放課後遅くに来る彼が、どこから来て、何時頃どこに帰るのか、何も知らなかった。 ある土曜日、珍しく彼が図書館にいて、私より早く図書館を出た。 私は、何かに取り憑かれたかのように、スッと立ち彼と共に図書館を出た。 (あ、自転車通学なんだ…) 赤い自転車を漕ぎながら家路に向かう彼の背

          20人の男たち(2/20)2年かけてストーカーした末に逆ナンしたFくん- 2

          20人の男たち(2/20)2年かけてストーカーした末に逆ナンしたFくん- 1

          この話は高校の友達ならば、今でも微かな記憶の中に残っているかもしれない。 高校1年の終わりから2年程、私はストーカーをしていた。(結構マジなやつ) 女子校という環境は、相当な工夫とエネルギーを注がなくては、 異性と出会う機会、異性を好きになる機会、異性と関係を持つ機会に恵まれない。 それは、男子校に通う男子も同じだろう。 異性関係に関心が高い子たちは、積極的に着飾り、狩りに出かけ、 関心が薄い子たちは女子同士楽しく学生生活を過ごす。 この二極化、共学にいればそれは「モテ

          20人の男たち(2/20)2年かけてストーカーした末に逆ナンしたFくん- 1

          20人の男たち(1/20)最初の〝お付き合い〟?

          まず、恋愛とも呼べない恋愛を振り返ってみよう。 もし、「お付き合い」を「継続的に、心と体の関係を持っている相手」と定義するならば、 私の初彼は大学生に入ってから付き合った人になる。 一方で、「双方、異性の中から一人特別な人として選定した相手」と定義するならば、 私の初彼は小学生の時に付き合った人になる。 今でも小学生の時の心情を、鮮烈に覚えている。 「私、人に告白されるなんて一生に一度の機会かもしれない…」と真剣に思ったこと。 そんな感情から、「よし、付き合って?みよ

          20人の男たち(1/20)最初の〝お付き合い〟?