20人の男たち(1/20)最初の〝お付き合い〟?

まず、恋愛とも呼べない恋愛を振り返ってみよう。


もし、「お付き合い」を「継続的に、心と体の関係を持っている相手」と定義するならば、
私の初彼は大学生に入ってから付き合った人になる。


一方で、「双方、異性の中から一人特別な人として選定した相手」と定義するならば、
私の初彼は小学生の時に付き合った人になる。


今でも小学生の時の心情を、鮮烈に覚えている。


「私、人に告白されるなんて一生に一度の機会かもしれない…」と真剣に思ったこと。
そんな感情から、「よし、付き合って?みよう」と思ったこと。
(事実、その後の人生告白された記憶ってあまりない)


とはいえ小学生。
表立って校内で2人で話そうもんならすぐに冷やかされる。


この関係性は2人の秘密だ。
図書館委員として放課後図書室にいたり、
相手の行動パターンを察して一緒に帰ったりする程度。
しかも複数人でw


(付き合うって一体なんなんだ…)と思いながら過ごした挙句、
年賀状に一筆書いて関係は終わった。


「春から、違う学校に通うことになりました。機会があったらまた遊ぼうね。」


年末の大掃除の最中、母親に「あんた、サイテー!!」と言われながら、
(直接なんて言えない!こうするしかないんだ!)と、胃がキリキリしながら年越しした。


大人になってみて、本人とあの頃を振り返る。
そんないい思い出。

(おわり)

2人目の話に続く。




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