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100日後くらいに父親になるらしい

出産予定日まで残り100日を迎えた。

この「100日後のxxx」というコンセプト、昔流行ったのを覚えているだろうか。それにあやかってこれから父親になるまでの日々を備忘録として記録していこうと思う。


現在、何事もなく過ごしているが1年前、、、厳密にいうと15ヶ月くらい前は全く異なる状況だったのでそこから時系列で思い出しながら書き出してみることにする。


確か10月くらいだったと思う

「妊娠したかも」

妻が言った。子供に関してはできたらできたでいいし、その逆でもいいくらいのスタンスだったのでそれを聞いた時も「めでたいことだ」くらいの感覚だった。

ちょうど毎年行っている実家の食事会が開催される時期だったので、避けた方が良い食材を親に伝えつつ、妊娠の報告をした。両親は喜んでいた。

その前にひと足先に妻も両親に伝えていたらしい、同じく喜んでいたことを聞いていた。

そして妊娠してから7~8週間くらい経った頃だと記憶しているが、土曜日に健診に行った際に「うーん、もうちょい大きくなったら予定日わかるから月曜日にもう一度来て」と伝えられた、と妻が言ってた。それを聞いた僕は「こんな早い時期から予定日を決めないと出産する場所の予約取れないのか・・」と思ったのを今でも覚えている。

月曜日になり、妻が「会社行った後に病院行ってくるね」と言い、出社。


1830くらいに僕の携帯が突然鳴った。着信を確認すると妻からだった。なんだ?と思い電話にでてみると


「赤ちゃん、心臓止まっちゃったらしい、、、ダメだった。」


電話口から泣きじゃくった声でそう言った。


その週末に手術をした。
希望に満ちた妊娠の知らせ突然の流産という形で終わりを告げた。


妻の体も無事、元気な状態に戻り妊活を開始。タイミング法というので3ヶ月トライしたがいずれもうまくいかなかった。

義両親とゴルフに行ってそのまま義両親の家で夕食を食べて帰宅していた時、妻が言った

「人工授精という方法をやってみようと思う」

お互い数値が悪いということはなかったのだが、妊活のステップを進めた。

具体的には精液検査の結果としては運動率60%、量3ml、濃度24000万/mくらい。

1度目、2度目の試みはうまくいかなかった。3回目、妊娠の兆しが見えた。

前回同様、妻はほとんどつわりを感じることなくただひたすら眠そうだった。

運でしかないので不安に思っても仕方がないのだが、妊婦健診の日は興味ないふりをしていたが密かに電話こないでくれと強く願っていたのを今でも覚えている。


お互い親や友人にも言わないでいた。

そんな不安の中、無事に安定期を迎えることができた。安定期に入り、現在妻はジムで運動を始めている。子供も問題なく成長しているとのこと。


そして今、出産予定日まで残り100日になった。
正直父親になるという実感はまだ湧いてこない。

賃貸で1LDKのマンションに住んでいるのだが家族が増えることを考えると、少し手狭になりそうと意見が一致した。そこで、新しいマンションを探し始めた。どこに住むべきか、どんな家が最適か、休日に内見に行ったりして過ごしており、そろそろ決まりそうである。

住むところは出産日ギリギリになりそうな感じがしている。まだ性別がわからない(エコー検査の時に毎回足の位置が悪かったりして、正確な性別の判断ができていないらしい)のだが、どちらが生まれても困らないような準備を先に進めておこうという話を最近している。

会社には育休の話を持ちかけた。いつからどのように育休を取るか、その計画に頭を悩ませている。最近は最初数週間休みとり復帰。少し経ったら今度は数ヶ月休みとる、というふうに分割で取る人が多いと労務の方に言われている。

実感がない中、準備に向けて徐々に色々と動き出している。

また今月から来月にかけてのどこかのタイミングで両親学級というものにも参加してみる予定。

こういうことを通して解像度が高まっていくのだろうかと考えたりもしている。

これからの100日で起こること、感じること、学ぶことを記録していこうと思う。


喜びも不安も全てを受け入れながら、父親になる準備を進めていこう。

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