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イエール大学の幸福論を学ぶ授業

2、3年ほど前に、日本でも話題になったイエール大学の幸福論を学ぶ授業「The Scieince of Well-Being」の10週間のオンライン講座を先日修了しました。

心理学の教授、ローリー・サントス教授による本講座は、イエール大320年以上の歴史で一番人気の講義だそうです。オンライン講座の方は、サントス教授がイエール大の生徒を家に招いて、オンライン用に録画されたものをCourseraというオンライン授業のサイトが配信しているものです。

私たちはそもそも、自分が目指しているもの、エネルギーを注いでいるもの、求めているもの、ストレスを感じているものに対して、全く理解していなくて、それらは往々にして見当違いで、何が自分を幸せにするか検討もつかないという事実をリサーチや研究結果をもとに示すことから講義が始まります。

最初の7週間の間に様々なリサーチや研究結果を挟みながら、我々の幸福度を上げるものは何なのか、そしてそれらを日常で練習するツールやメソッドをエビデンスを交えて紹介していきます。

毎回、リワイアメント("考え方の回路を配線し直す"というような意味のサントス教授の造語)と呼ばれるそれらのメソッドを毎日行って習慣化していくこと。残りの3週間は、これらのツールやメソッドを毎日続け習慣化するためのプラクティスと、オンランに感想などを書き込むシェアリングです。

「いい成績や高いサラリー、より大きな家を買うことに、私たちは一生懸命になっているけど、それらを得ても思っていたほど幸せにはなれないんです」とサントス教授は語ります。

講義では、幸福は「一瞬一瞬を味わうこと」、「感謝の気持ちを持つこと」、「社会と関わること」、「優しさを持つこと」によってもたらされると結論づけています。サントス教授が世界中の様々な研究を分析した結果、以下のことを日常的に続けることで、幸福度が高まることがわかったそうです。

①知らない人に話しかけてみる
②定期的にエクササイズをする
③瞑想をする
④十分な睡眠を取る
⑤周りの人に優しくする
⑥感謝の日記を書く
⑦自分の強みを生かす

こちらの画像は、PERMAと呼ばれる幸福度チェックするテストの私の結果です。2ヶ月でこれだけ幸福度が上がりました。ネガティブエモーションが3から4にアップしてしまったのは、この時期、仕事がとても忙しく、さらに夜と週末にこの講義を受けていたので、いっぱいいっぱいになっていたからです(笑)。

講座初日に受けたPERMAテスト
2ヶ月後に受けたPERMAテスト

10週間で学んだことはここでは書ききれないので、復習を兼ねて、追って詳しく記事にしていきます。