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日常生活の慈悲の瞑想

上座仏教の瞑想のひとつに「慈悲の瞑想」があります。自分と他者の幸せを願う瞑想です。「生きとし生けるものが幸せでありますように」と心の中で唱えます。

パーリ語でメッターと呼ばれる慈悲の瞑想は、ヴィパッサナーの合宿では瞑想の後に必ず唱えていました。

慈悲の瞑想は、マインドフルネスでも重要視されていて、マインドフルネスのコースを取ると必ず時間をかけて学びます。

フルバージョンのやりかたは、4年前に書いたこちらの記事を参考にしてみてください。過去の記事に書いてあるのは基本のフレーズで、自分や苦しんでいる人が今必要な言葉にアレンジしても構いません。

慈悲の瞑想を続けて、自分を含め、他者への思いやりの気持ちが芽生えたという声をたくさん聞きます。

瞑想の後に「生きとし生けるものが幸せでありますように」と一言心の中で唱えるだけでも良いですが、私は街中で救急車のサイレンの音を聞いた時に必ずやるようにしています。

「今救急車で運ばれている方が無事でありますように。痛み、苦しみから解放されますように」と心の中で唱えています。

私が唱えたからといってその人の痛みが消えるわけではないですが、私がこうやって他者の苦しみに気づいて、その苦しみから救ってあげたいと思う気持ち=慈悲(コンパッション)を育むことで、いつか他の人を救うことになると信じています。

より多くの人が他者の苦しみに気づいて、その人をその苦しみから救ってあげたいと思い、さらに実行に移すことができれば、よりよい社会になるのではないでしょうか。

*写真は毎年楽しみにしている近所の家のバラです。