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「場」


少しだけ ドキドキして迎えた、
初めて運営側にまわるカフェゼミ、果たしてうまくいったのかな?

今回のカフェゼミは内容は先生主体、場所や雰囲気づくりといった空間は生徒主体で動いた。まずはどのようなカフェゼミにするのかを考えながら、それに沿ってイメージを膨らませ場づくりをみんなで行った。先日、ゼミで学んだワークショップのあり方を基にしながら臨んでいた。

インフォーマルでパブリックな「場」。形にとらわれず、カジュアルさとみんなで分かち合えるようなオープンさを備えた「サードプレイス」となる場づくり。初対面であっても、あたかも知り合いであるような親しみやすい環境づくりはワークショップにおいて重要であることを学んだ。お客さん扱いして気を遣いすぎても、窮屈でこちらも相手も気を張り続けなければならない。そんな状況はお店のようなフォーマルな「場」であって、落ち着かないし、分かち合うことも簡単じゃないと思う。

私も実際に経験したことがある。特に感じたときは近所のおばさんとのやりとり。私のおばあちゃんの知り合いの方はとても親切で面白いし好きだ。だけど、なぜか家にお邪魔するとき気が乗らない。めちゃくちゃ気を遣ってくれるからだ。私はその場にいて、息苦しさを常に感じてしまい自分を演じてしまう。気を遣える、優しい子として私は座ってる。おばさんが「せっかく来たんだからこれも食べていきな〜!」と。「いいよ〜そんなに気を遣わないで。申し訳ないよ〜」とか言って、まずは謙遜する。そして「じゃあ、ありがたくもらっちゃお。」と、この順序は鉄板である。自作自演をしてその場にいるから、気が重いのかもしれない。このような場はとても窮屈だと思う。

こういう経験をしたからこそ、カフェゼミで身内だけの閉じた空間を作ったら、どれほど息苦しいのか。初対面の人にとっては、なおさらかもしれない。やはり、オープンな場では「どんな場面でも、自分から相手を見つけて自然な挨拶をする」ことがどれだけ重要かわかったし、お客さんとして扱うのは以ての外なんだなと。言葉遣いだったり、姿勢であったり、多少の配慮は必要かもしれないが、上と下みたいな感じではなく、横のつながりのイメージを持つこと。

場所づくりではこういうイメージをもって今回のカフェゼミのレイアウトは立ち席を実践した。バーみたいな感じ。カフェとかは人の位置が決まっているし、もちろん初対面の人が仲良くなる場面はなかなか見ない。だって、席や席の人数やら色々固定されてるから難しい。逆に、バーのような立ち席はポジションが決まってないから自由に動ける、気づいたら初対面の人が隣にいたり、話す機会が多い。結果仲良くなっていたなどの場面があるように感じる。こういうイメージはオープンな場ではすごくいいと思う。実際に相手との距離感だったり、リアクションを取り易いと感じた。これはいい場づくりができたのではないかと思う。

雰囲気づくりでいえば、当日はうまくできた!とは一概には言えないけど、意識をして動くことは少しできたかなと一歩前進。自然な挨拶は少しだけできた。まだまだだけど、ゆっくり成長していければいいな。ほかに越境するときにもただ行って満足ではなく、意識することを意識しよう!簡単ではないから、徐々に自分のものになれるように。また、横というイメージ、オープンなイメージ。私が、あなたがというよりは「私とみんなで」をもっと大事にできたらな。

#MELCブログ #カフェゼミ49th_mb

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