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3年半ぶりのお引越し日記1

2019年2月から3年半住んだ我が家、8月にお引越しです。(と言いつつ、すでに半月前に引っ越し済み。書き終わらなかった😉)

この家で、同棲して結婚して、愛犬レイラもやってきて。その上、たくさんの人から可愛がってもらって、今はとにかく寂しいな。でも、こういう気持ちで引っ越す経験なかったから幸せだなとも思いつつ、でも、さみしい。

ここで過ごすのも残り一週間とちょっとなので、思い出に浸る日にしたいと思います。

■はじまりは立地

きっかけは、当時彼氏であった現夫の仕事の都合上、ここがいい!って言ったから。きっかけは本当にそれだけ。
私は立地に関して特に希望がなかったはずなのに、上野と浅草が徒歩圏内のその土地に、人混みが苦手な私は不安にも思ったけど、案外家の周りは静かで大きい公園もあって、いいなと思えて決めた。それ以来、私は程よく静かで緑が家の周りにあることが大事なんだなと思っている。

■引越しがまるでお祓い

このお家に越してくる前、いろんなことが起きて、今思えば人生30年の中でもなかなかに凹んでいる時だった。

簡単に決着がつかなそうなことも多くて毎日落ち込んで過ごしていたけど、引越したその日から物事がどんどんいい方向に進み、バッサリあっさりスッキリ解決して、私は生まれて初めて”氏神様”なるものを意識してしまった。

そのとき、とある人から言われた「(解決が)桜の季節に間に合ってよかった。これから春だから、きれいな満開の桜を見てください。負けないでね」という一言が忘れられない。

春にはもっといい思い出も、逆に思い出したくない思い出もあるのに、圧倒的に毎年思い出してしまう。これからも思い出すのかな。甘くなく、かといって別に苦いだけでもなく。しょっぱいこの思い出は、もう3年以上前のことなのに、いまだに手に持て余す感情である。

■結婚とレイちゃん

さてさて、一番の思い出として挙げるなら後にも先にもこれに敵う出来事ってないんじゃないかな。たとえ離婚しようとも、またどこかで一匹増えようとも、「初めて」はやっぱり強烈に記憶に残るもんね。

というわけで、このお家で結婚もしたし、レイラもやってきた。これまでも犬を飼うことはあったけど「何があっても私が最後までお世話をするぞ」という責任を背負ったのはレイちゃんが初めて。(実家の先住犬は私のことは飼い主というより、きっと兄弟と思っていただろうから。)

■犬コミュニティで鍛えられる飼い主と犬

毎日朝と夜、犬を連れてみんな集まる公園がある(ドッグランじゃないよ)。毎日同じ時間にだいたい集まって、マイペースに抜けて、一日が始まり一日がおわる。

知ってることは「●●ちゃん/くんの飼い主」ということだけ。それを寂しいと思う人もいるだろうけど、お互いがお互いに「ここまで」という境界線がわかってるから心地よかった。

レイラがやってきた当初、子犬のパワーに押されまくり実は若干パピーノイローゼ気味になってた私。外に出るたびにギャンギャン鳴いてしまうレイちゃんに圧倒され、申し訳なさから足早に下を向いて歩く私に「大丈夫、みんな最初はそうだよ」と声をかけ輪に入れてくれたのもここの人たち。そして、やんちゃなレイラに”犬の世界”を教えてくれたのも、間違いなくここの人々が飼うワンちゃんたちなのである。引越した先では、今度は私たちが誰かに優しくできる番になりたいね。

🌿

思ったよりも長くなってしまったので、お引越し日記2に続きます🧘

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