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わたしがプログラミング教室をする理由

1000文字チャレンジ2回目。
これまで何度か試みて挫折したテーマを書いてみる。

数年前から、副業としてこども向けにプログラミングを教えている。
これがまあ、清々しいほど儲かりません
これは「継続する技術」「集中」といったアプリを作成しているbondavi株式会社のサイトで知ってから大好きなことばです。

ではなぜやっているかというと、今度は十二国記シリーズ「図南の翼」から珠晶(しゅしょう)のセリフを引用させていただきたい。

「ひもじい、怖い、辛いなんて、愚痴を言って人を妬む暇があれば、自分が周囲の人を引き連れて昇山すればいいわけじゃない。昇山して初めて、愚痴を言っても許されるんだと思うのよ。それもしないで、嘆くばっかり--って、良く考えたら自分のことなのよね」

図南の翼 十二国記 小野不由美

福井は田舎だ。
インターネットの普及により地方でも教育や体験の機会はあるとかいう意見もあるが、機会でいうと都市部、特に首都圏に比べると非常に大きな差がある。それは承知しているつもりだったが、わたしの心を突き動かしたのは、何年か前に観た、某こども向けプログラミング教室のCMだった。

小学生が、ランドセルを背負って校門を出る。次のシーンではプログラミング教室に通っている。

当時のわたしは「この田舎に、放課後に通える徒歩圏にそんなプログラミング教室なんかあるかーーーい!」と心の中でツッコミをいれた。
っていうか正直腹が立った。
その後も自分の中で悶々とくすぶり続け、不平不満から怒りへ育ちつつあった。

ここで、先の珠晶のセリフ。
「それもしないで、嘆くばかり--って、良く考えたら自分のことなのよね」
そうだ。
さすが珠晶様、いいことおっしゃる。
考えを改めた。
文句言うなら、自分にやれることやってから言おう。満たされないことに不満を言うよりも、1つでも自分にできることをやろう。
そう思って、アンテナを張っていたら、情報が得られて、細々と活動していたらご縁があって。ころころと転がって今に至る。

目的は、儲かることでもこれ1本で食ってくことでもなく、こんな田舎にもプログラミング教室があり、興味を持った子に知ってもらう機会がある、という状態にすること。
ゼロじゃなく1(に満たなくて0.1くらいかもだけど)にすること。
ささやかでもそこに市場があれば、もしかしたら他のFCの塾とかも参入してくるかもしれない。そしたら、それはそれで文字数/

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