ある役所の文化事業担当の方とのお話

役所は、美術を文化として捉えている。美大ではそのように考えたことがなく、文化として新鮮な味方で美術を考えてみている。
作家の立場で役所の文化事業担当の方と話をしたことを簡単にメモとしてまとめた。

○文化に必要なもの
・今迄の文化事業は、「見る(聞く)」、「創る」のみで、「話す」に力点を置かなった。文化の継続は「話す」ことで継続される。
話されたことが、「創る」につながっていく。3角関係が巡ることで成立していく。

・誤読は、本人が見たもの(作品)を感じた通りに解釈していくことで自分なりの答えを導きだすこと。導き出した答えと、正解を照らし合わせる事でまた発見がある。

○回想法
思い出して話すことで、認知症の予防に役立てる。(介護予防)

○公共彫刻
・造形美と遊具。
風景の中に溶け込まれるような有機的な形の遊具が増えている。キュビスムの造形探求の成果の結実


彫刻は、木のイメージが先行されるが実際は鉄、石、樹脂など素材は多様

○文化の意味
文化=高尚な芸術
の意味強いが、「共同体における普遍的価値として共有されるもの」という考えも含まれる。
美術へのハードルの高さを感じてしまう要因だか、「アート」という言葉によって急速に一般化されている。

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