お父さん3

けんすうさんにお悩み相談してきました

10月4日にマンガサービス「アル」のけんすうさんにお悩み相談をしてきました。相談内容は「今後、漫画家としてどのように活動したらいいか?」です。その内容を公開します。

なぜけんすうさんに相談したの?

けんすうさん(古川健介さん)と言えば、連続起業家として有名。

現在はマンガサービスの「アル」の運営で、多くの漫画家さんや編集さんと接しておられるので、けんすうさんが考えるこれからの漫画業界についての見識をお聞きして、自分の今後の漫画活動に生かしたいと考えたからです。9月に「アル」のクラウドファンディングのリターンで「お悩み相談」が出ていたので、購入しました。

相談当日。商業誌をやめるという提案

そして10月4日、渋谷にある「アル」のオフィスで相談させていただきました!
僕の相談内容をざっくり言うと、「オリジナル漫画を描きたいけど、SNSや商業誌用といろいろと手を付けていて時間がなくて困っている。どうしたらいいか?」というものでした。

けんすうさんからの回答は「商業誌をやめましょう」。
冒頭から頭を殴られたような衝撃です。

僕は少年時代からジャンプの作品の大ファンで、ジャンプで連載することを夢見て、これまで漫画を描いてきたからです。実際に、ジャンプの投稿サービス「ジャンプルーキー」に投稿したことで担当さんがついて、ジャンプ+にも一度読み切りが掲載されています。相談の日も、担当さんに提出する用ネームがある程度できて、清書する段階に入っていました。


戦略とは戦いを略すこと

「商業誌を捨てる‥?」。予想外の答えにすぐには呑み込めません。けんすうさん曰く「戦略とは戦いを略すこと。やらないことを決めることでレバレッジ(てこ)が効きます。今、峯さんが行こうとしている道はファーストドアです。行列ができていて入りにくい」。確かに僕は「クライム!」の掲載から2年半、ネームを提出しては没を繰り返してきました。
「それならSNSでどんどん漫画を発表していった方が可能性がある。サードドアを探そう」とのことでした。
話題になっているビジネス書「サードドア」は僕も読んでいたので、言っていることはわかりましたが、予想外のことに感情が追い付きません。


ただ、アドバイスの内容はわかるので、「わかりました」と答え、相談は続きます。その後は、打ち出していくSNS漫画のネタを一緒に考えてくださって、すごく面白いネタもできました。そして、発表媒体もツイッターの他にnoteにも拡大することになりました。
けんすうさんは終始穏やかで親身になって相談に乗ってくださり、相談時間はあっという間に終わりました。


相談に行ったのに実行しない人になりかける

今後の方針もできたし、SNS漫画のネタも決まった。あとは動くだけ。でも、すぐには実行に移せませんでした。感情が追い付いていない…。
ただ一つ、以前に読んだキングコング西野さんのブログの記事をぼんやりと思い出していました。

ざっくり言うと「自己プロデュースがうまくいかなくて、相談に来るのに、アドバイスを実行せずに、また自己プロデュースをする人が多い。相談したなら、まずはやってみろ」というものです。このままだと、僕もその一人になるなあとぼんやりと思っていましたが、そのブログにはこうも書いていました。「あなたが相談相手に選んだその人は正解だ。あなたの目は正しい」と。
そこからは、自分という受け皿に問題があるんだろうなと思って、けんすうさんのnoteやインタビュー記事を読みなおし。アドバイス内容とnoteの内容が一貫して一致していて、アドバイスの背景もわかってきました。

新しい漫画のネタにワクワクする

「よし!やってみよう!」ということで、けんすうさんと相談して出てきたSNS漫画のネタの参考になる本をどかっと購入、ネームを考え始めました。
すると、面白いし描いててワクワクする。今までと違う漫画が描けそうという実感が湧いてきました。ゼロから漫画を構築するので、少し時間がかかりますが、必ず発表しますので、ご期待ください。
そして、10月11日にはnoteでも漫画の発表を始めました。

今年はまだ2か月半あります。これまでと違ったやり方でトライして面白い漫画を描きたいと思います!
けんすうさん、ご多忙の中、相談に乗っていただきありがとうございました!
長文を最後までお読みくださったみなさん、ありがとうございます…!

この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?