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電気グルーヴが手軽に聴けるようになった(再び)

電気グルーヴというバンドがいて、俺は14歳くらいのときから聴き続けているのでかれこれ22年くらい聴き続けているのだが、なぜかここ最近は Apple Music や Spotify や YouTube で電気グルーヴを手軽に聴くことができない状態が続いていたのであった。不思議である。

仕方ないので、これまで CD から取り込んできたローカルの音楽ライブラリを聴いたり、BD をプレイヤーに突っ込んで観たり、アナログレコードのジャケを眺めて愛でたりしていた。聴こうと思えば聴けるしアナログのジャケは最高だが、それはそれとして、現代のライフスタイルだといろんなところで聴いたり人に勧めたりするには各種サービスの配信が欲しかったところだし、困っていた。

本日2020年6月19日、各種サブスクでの配信が再開。

めでたいですね。めでたいのでこう、電気グルーヴのいろんなやつについて書きます。

ORANGE

初めて触れた電気グルーヴが ORANGE でした。それもどうなんだ。「ママケーキ」のベースラインのかっこよさと「誰だ!」の盛り上がり方は言わずもがななんだけど、「スマイルレス スマイル」のダブっぽい感じがかっこいい。歌詞も良い。ツアーツアーとかフジロックとかライブでのアレンジも良い。

ちなみに ORANGE からリアルタイムで入ったので、それ以前は後から追いかけました。VITAMIN と DRAGON ももちろん好きです。ドイツ MFS から出た「虹」の Mijk van Dijk for Girls Remix とか狂ったように聴いたけどさすがに配信とかにはないので頑張ってゲットしましょう。

A

まあ A がかっこいいのはもはや言うまでもないことで、冒頭の「かっこいいジャンパー」の入りのところとかテレレンテンテテンテンテンみたいなメロディーとかブレイクとか歌詞とか一生聴き続けるだろうなっていうぐらいかっこいい。かっこいいジャンパーを買ったっていう歌です。あと猫夏いいよね。recycled A だと Shangri-La の Jimi Tenor Remix が好きです。

かっこいいジャンパーはライブでも良い。野球ディスコの緑レーザーの感じもかっこいいし、それをオマージュしたツアーツアーでの中盤のやつも良いし、WIRE00 のも良いし、フジロック2006 のも良いし、叫び始まり爆発終わりの Kagami アレンジも良いし、この動画みたいなここ数年のライブレンジも良い。

VOXXX

VOXXX たぶん人生で一番聴いたアルバムで、高校生のときにリリースされたんだけど、狂ったように聴き続けてた。全部良い。最高のアルバム。ある意味でこれを超えるアルバムは未来永劫出現しないだろうし特に超えたいと誰も思わなそうなところもある。前半ももちろん良いが、フラッシュバック J-pop カウントダウンからの怒涛の展開が神がかっている。レアクティオーンほんと好き。Spotify とかだとラストの Hello! Mr.monky magic orchestra が聴けない(たぶんサンプリングの権利関係)ので、なんかこう CD とかをゲットしましょう。

Flashback Disco のシングルの方には、名曲「虹」の WIRE99 用の Remix が入ってて泣けるので聴きましょう。

電気グルーヴとかスチャダラパー

電気とスチャのやつ。すごい好き。「ナンバーズ」と「英数/かな」が特に好き。「ミッドナイトコネクション」の特上シビレ(後の agraph)からの「Love Love Session」の流れも好き。

J-POP

VOXXX から8年空いて出たアルバム。すごい好き。「完璧に無くして」が特に好き。タイトルも歌詞も音も良い。「スーパースター」も好き。今聴くと J-POP の段階でその後の電気の方向性が指し示されててすごいなと思いません? 「アルペジ夫とオシ礼太」はツアーパンダのライブアレンジで死ぬほどカッコよくなったのすごい驚いた。

モノノケダンスの MV も観て。天久聖一さんが天才であることが分かる。モノノケのライブアレンジは実はアルバムリリース直前のリキッドルーム?だったかでやったやつが一番好き。

YELLOW

アシッド。「ア.キ.メ.フ.ラ.イ.」すごい好き。「湘南アシッド」から「Area Arena」の流れも WIRE…… っていう気分に慣れて良い。

Fake It! の MV は音と映像のハメ具合が電気史上ベスト。

20

20周年のうたは周年で一番好きです。前髪タラちゃん。MV も良い。

全体的にエレクトリック・ポップな歌もの総集合って感じで、朗らかに狂ってる感じ。「猫とイスラエル」と「エキゾティカ」が特に好き。

人間と動物

全部良い。全部良い! 到達点。ガレキのバンドの歌。「Slow Motion」とかほんと素晴らしい。「Oyster」も最高に好き。「Upside Down」はライブで演奏されるたびに嬉しくて飛び跳ねます。「Prof. Radio」が(多分サンプリングの権利関係で)配信だと聴けないからなんとか CD をゲットしてください。

Upside Down は MV も良い。踊ってみた風。時代を感じる。

TROPICAL LOVE

匠って感じ。ポップアルバムとしてすごすぎる。「顔変わっちゃってる。」「プエルトリコのひとりっ子」「柿の木坂」あたりのポップに入ってハメていく感じがすごい。「ユーフォリック」が死ぬほどいいのは言うまでもなくて、俺も DJ でかけたりする。

Instrumental 版に入ってる Acid Abduction Mix の MV が Cyriak による作でアシッド。

ツアーも音源部分は配信されてる(映像は BD を買おう)。すごい完成度のライブ。柿の木坂が本当にすごい。夏みがあった。フロアが暑くてやばかった。

クラーケン鷹

ライブ。映像は BD を買おう。会場の音が入ってない PA 直録りの CD(黄色盤)も出ているぞ。

過去最高のライブだと思う。完成した……って感じ。終盤はマニュエル・ゲッチングか???みたいになる。

ステージの演出も過去最高だと思う。

当時の俺です。

30

諸事情で一瞬しか売ってなかったやつ。ツアーは俺は東京公演のチケットを持っていた、持っていたんだ。

存在しないはずの10周年の歌の2019年verと30周年の唄がそれぞれ入ってるのが本当に意味が分からなくて良い。いちご娘のボーカルverがこの何年かでちょっとずつライブで披露されてて、ようやくここでリリースされたのも良い。「Slow Motion (30th Mix)」「富士山 (Techno Disco Fujisan)」「Flashback Disco (is Back!)」「WIRE WIRED, WIRELESS」がそれぞれオリジナルの思い出を保ちながらアップデートされてるのがたまらない。

おしゃれ。

現在

フジロックのヘッドライナーとして復活がアナウンスされたもののフジロック自体が延期になったのでお預けではあるが、ファンクラブみたいなところで相変わらず良い与太話が配信されていたりTシャツやステッカーが定期的に売られたりするので、それらをやって我慢します。早くライブが見たいし新作が聴きたいなあ。


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