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日本の生産性はクラウド型ERPで蘇る


こんにちは、『マネーフォワード クラウドERP』の責任者をやっている峰島です!

私のnoteではマネーフォワード クラウドERPがやろうとしていることや、ERP市場、社内のチーム体制などを紹介していきたいと思います。
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第2回となる今回はDXレポートで触れられている「2025年の崖」問題とは何なのか、この問題をクラウド型ERPをどう解決するかを説明します。

なお現在、マネーフォワードでは仲間を絶賛採用中です!
これを読んで興味を持ってくれた方はぜひこの記事の下部からカジュアル面談を申し込んでくれると嬉しいです。


「2025年の崖」問題とは?

近年「DX」という言葉が飛び交っていますが、これだけ話題になっていて日本のDXは諸外国と比較すると遅れています。

ビジネススクールIMD(国際経営開発研究所)が発表した「世界デジタル競争力ランキング2019」の順位では日本は63か国中23位となっており、GDP3位の経済国としては寂しい結果に終わっています。

なぜ日本のDXが遅れているかという点については複数の要因がありますが、経産省が2018年に発表したDXレポートでは「レガシーシステム」がその要因として指摘されています。

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(出典:経済産業省『D X レポート ~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~(サマリー)』(平成30年9月7日))

レガシーシステムとは、老朽化・ブラックボックス化した基幹システムのことです。

日本では、全社最適ではなく各事業部最適にシステム構築が進められ、またその開発も企業内ではなくSIerやベンダー側で行われることが多いため、時が経つにつれシステムの設計を知る人間が失われ、レガシーシステム化します。

DXを実現するためには攻めのIT投資が必要になりますが、レガシーシステムにはメンテナンスを行うだけで多大なコストがかかり、その結果、日本のIT投資の8割は攻めの投資でなく現状維持に費やされています。

2025年になると、その損失は12兆円にものぼると言われており、これが「2025年の崖」問題と呼ばれているのです。

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クラウド型ERPが「2025年の崖」問題を解決する

私はクラウド型ERPがこの問題を解決できると考えています。
基幹システムをクラウドサービスで構成することには以下のようなメリットがあります。

1. 老朽化しない
クラウドサービスなので、自動で最新状態にアップデートされます。法令対応や税制改定ごとに自社で開発する必要がありません。

2. ブラックボックス化しない
クラウドサービスのため、基本となるシステムの要件は常にベンダー側が認識していますし、他社でも同様のサービスが利用されているので転職人材市場にもサービスを扱える方が存在します。

3. 低コスト・短期間で導入/運用が可能
一般的に、スクラッチからシステムをつくりあげるよりもクラウドサービスを利用した方がコストを低く抑えることができます。
クラウド型ERPはスクラッチでつくるシステムに比べるとカスタマイズ性に劣りますが、一方でAPI等で複数のサービスを連携させることで柔軟に様々な要望に対応可能です。

またカスタマイズしないことによりクラウド型ERPの導入も比較的短い期間で完了できます。
現代のビジネスの変化は早いため、要件定義に半年、ベンダー選定に半年、導入に1年…とシステム導入に時間をかけていると、導入完了時にはビジネスの要件は変わっていて結局使われない、ということもありえます。
必要な機能をスピーディに使えるのも、クラウド型ERPの魅力です。


マネーフォワードが開発する『マネーフォワード クラウドERP』はこれらの特徴に加え、成長企業の拡大スピードを加速させるような柔軟性を持たせていきたいと思っています。
(マネーフォワード クラウドERPが目指す世界については前回のnoteを読んでください)

例えば、お客様の中にはこれまで使っていたERPだと、新たに1つ欄を追加するだけでも外部のSIerに依頼して数百万円のコストと数か月の期間がかかると仰っていた方もいました。
それではビジネスのスピードを殺してしまいますし、手作業を生んでしまう可能性もあります。

このようなケースで社内の方がスピーディにERPを改変したり、他システムと連携させることができればビジネスのスピードを殺さずに拡大していくことができます

マネーフォワード クラウドERPはそのような柔軟性とスケーラビリティを持つERPになっていきたいと考えています。

そして柔軟性を持つクラウド型ERPが普及していくとシステムの現状維持に割かれるコストは各段に少なくなるため、現状2割しか割けていないバリューアップの投資の割合を6割や8割に上げていくことも十分可能です。

攻めのIT投資額が現状の3倍、4倍になれば、日本企業のオペレーションに大きな変化が起きるのは間違いないと思いますし、そのとき、日本企業の生産性ははるかに飛躍します。

日本の大企業でも部分的にクラウドサービスを導入する企業は増えています。近い将来、大企業の基幹システムも当たり前のようにクラウド化する未来を実現したいと考えています。

積極採用中です!

このような社会の実現に向けてマネーフォワードでは仲間を採用中です!

今のチームはマネーフォワードの他部署で活躍していたメンバーに加え、新たに仲間を迎えながら拡大しています。
直近、最高の仲間が続々入社しているので、今後のnoteでチームの紹介もしていきたいと思っています。

募集ポジションは以下の通りで、ほぼ全ての職種で仲間を探しています。


・ エンジニア
 - バックエンド
 - フロントエンド
 - QA
 - SRE
・スクラムマスター
・プロダクトマネージャー
・デザイナー
・マーケター
 - Web
 - コンテンツ
 - イベント
・パートナーセールス
・インサイドセールス
・フィールドセールス
・セールスイネーブルメント
・データアナリスト

 直近転職を検討されている方でもされていない方でも、このチームに興味もっていただけたらまずはざっくばらんにお話したいと思っているので、こちらのフォームからカジュアル面談を申込みしていただけると嬉しいです!(応募先へのメッセージで「峰島のnoteを見た」と書いてもらえるとスムーズに面談をセットできます)

当てはまるポジションがない、または、決まっていなくてもとりあえず話を聞いてみたいという方も、私のTwitterにDMいただけたらお話する場をセットします!

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