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働き方をKaeru!女性社長にインタビュー



株式会社Kaeruは「Osakan Space」というコワーキングスペースの運営をはじめ、サブスクリプション型のビジネスを得意とする企業です。他には月5000円で通えるカジュアルなバー「コナイト」、空きビルを活用した自転車通勤向きの会員制駐輪場「ヴェロスタ」神戸市北区、谷上にあるコワーキングスペース「.me」、現役アフィリエイターに直接聞ける通学型アフィリエイトスクール「atus」、本町(船場)近辺で見つけたお店や情報を発信するウェブメディア「船場経済新聞」や「本町ブログ」を運営しています。

一見バラバラに見える事業ですが、どれも大崎社長が世の中に必要だと思ったことの表れで、世の中の社会課題を解決しようとする社会貢献が明確にできている会社だと言えます。

↓ インタビュー場所(神戸市、谷上にあるコワーキングスペース「.me」)

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~インタビュー~

学生「なぜ数ある事業の中で駐輪場(2つ目の事業)を始めたのですか?」

社長「自分でもう一つ事業をやりたいと思ったからです。空きビルが多いという情報と自転車通勤をしたいという方が多いという情報を結びつけたのです。駐輪場は運営にあまり手間がかからないので、時間がない中で次の事業を考えていた自分にちょうどよかったのです。もちろん集客など簡単でないこともいっぱいあるのですが、うまくいってから手間がかからないというのは魅力的でした。」



学生「様々な事業をされていますが、思いつくこと全てをやっているわけではないと思います。どういった基準で事業にする、と決めるのでしょうか。」

社長「私に出来るかどうか、ですかね。うまくいかなかったときのリスクを自分で取れるか、で判断しています。全体的に世の中のニーズより早めに事業を展開することが多いので、集客に苦労することが多いですが、ウェブマーケティングがもと不得意ではないのでそのスキルを活かして出来ることをやっています。ウェブで集客ができて、得意なことを活かせる業種で、サブスクリプションのモデルがつくりやすい事業といった基準が自分の中にいくつかあるようです。」



学生「では経営するうえで大切にしていることは何でしょうか」

社長「最近意識していることは、スタッフにできるだけ多くの情報を公開するということです。
情報の非対称性がお金を生むと言われていますが、お客さんから何かを聞かれたとき、どう答えるかは、背景を知っていれば知っているほど的確にわかると思うのです。
情報の中でも特にお金、という部分についてはほとんどすべての情報を社内で開示して皆が同じレベルで意思決定出来るようにしたいと考えています。
具体的にやっていることとして、社員は会計ソフトに自由にアクセスできるようにしましたし、誰の給料がいくらで、それはどういった理由でというのを社内で公開情報として扱うようにしました。」

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学生「では女性の活躍についてどう思いますか。」

社長「女性は、残念ながら子どもを生む時期がキャリアに大きく影響します。自分の人生で、どのようにキャリアを構築していくかは、結婚や出産時期を含めて若いころから意識できると良いと思います。なかなか難しいことですし、理想通りにはいかないもどかしさもあるのですが。

私は20歳のときは結婚して子供がいました。そして23歳で離婚してからはずっと働きながら子育てをしてきました。子どもが小さいうちは、いろんな会社で働いて求められている以上の仕事をすることにこだわっていました。そのがんばりを評価してくれる会社に出会って、子会社を任せられ、その後さらに独立、経営者としての人生を歩むことになりました。

子どもの成長にあわせて働く環境がめまぐるしく変わっていきました。子どもがいてもできる仕事は多いですし、会社の経営もできました。

「がむしゃらに人生かけて会社を経営したい」という女性は少ないと思うのですが、女性として幸せな人生を追求しながらキャリアを詰みたいという希望を持つ人は多いと思います。わたしはそれができると信じています。」



学生「株式会社Kaeruのこれからのビジョンなどがあればお願いします。」

社長「働き方を変えたいというところに強い思い入れがありますね。1番は年収をあげたいです。社員の最低年収を500万円以上にしたいです。また、定年をなくしたり、社内起業をしたりといろんな働き方をしている人がいる会社にできればと思っています。」


~学生に向けて一言~


「学生同士の交際費にお金の使いすぎる傾向があるのではないか?と自分の子どもを見ていて思います。学生同士の交際は、お金のかからない場所を活用するなどで節約して、バイトをする時間を減らしたら、もっと勉強ができて、勉強自体が自分に対する投資になるんじゃないか、と思っています。大学に行かなかったわたしの単なる嫉妬心かもしれませんが…。」

とお言葉をいただきました。

確かに私たちは将来がまだ不安のままでいる学生が多いと思います。少しでも学校での学びを生かして将来の選択肢を増やしてみるべきではないだろうかと思わされました。



~まとめ~


Kaeruではサブスクリプション型のビジネスを展開することで常駐して働く必要がなくマルチタスクな働き方ができる会社であるといえます。そしてこれからの時代はマニュアル化できる仕事はなくなっていくと言われています。仕事の目的とは先人の仕事を継ぐのではなくその人の目標に向かうことであり、これからは仕事の目的とは何かを考える人がこれから活躍すると大崎社長は仰います。

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