刑事は頭を悩ませた。遺体の身元がわからない。
不可解なのはスマホに石灰がまかれていたことだ。

遺体に石灰をまくと腐敗が早まったり、死因までわからなくなるとはよく聞くが、なぜスマホの方に…？
ギリギリスマホだとわかる状態だった。

ダメ元で解析に回してみよう。
科捜研の扉を叩き、質問する。
「あの、コレって解析できないですよ…ね？」
チャック袋に入っているスマホを見せると、
『はっ！白骨化スマホではないですか！解析やってみたかったんですよ〜！！』と目を輝かせた研究員がいた。

『ICチップを復元できたら解析可能ですよ！』
ネジを1つ1つ丁寧に外しICチップを探す。

勝手に推理を始めた。
『犯人は…ご老人かな？それともメカマニア？
初期化のやり方を知らなかった、または初期化をしても復元できるかもしれないと考えた。だからといってスマホという証拠を持ち歩きたくない。いっそのこと壊してしまおう！と。』
筋は通るかも。スマホは情報が満載だからだ。

ニヤニヤしながら奮闘する研究員、いかにも科学ヲタクって感じだ。
『やった！復元できたよ！』
最新の映像データには、ちょうど犯行現場が映り込んでいた。

『“動かぬ証拠”つきだね！解決！』

白骨化と聞けば、もう事件だと思ってしまうサスペンスヲタクのミンチョンがお送りしました（笑）
科捜研の女で解析してるシーン好きなので、こんな風にしてみました！

最近はBSチャンネルのミス・マープルを見てます。
おもしろいですよ。