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「偉大なる無名」

大好きなKing Gnuが4年ぶりにアルバムを出し、やっと咀嚼できてきたのでレポをつらつら書きます。来月のツアーに向けてボルテージが高まっている今、このバカデカ感情も整理します。

MIRROR
CHAMELEON
DARE??

King Gnuのアルバムはインスト曲で始まるのがとても好き。歌詞カード(歌詞はないけど)は少しボケている鏡🪞がついていて感動。CDTVのバケモノ級ライブでMIRRORを聴いて、ライブの始まりに持ってこいというか、開会式みたいにこれから始まるぞ、という高揚感を感じさせてくれる曲だと感じた。

CHAMELEON は、イントロがMIRRORとつながっていて、FCライブでカメレオンから始まった時の うおおお!まじか!ってのを再度体感させてくれる感じ。歌詞カードはMVのキャラ。「変色龍」は中国語でカメレオンって意味なのね。テレビで林修先生がMVめちゃくちゃ見たって言ってて嬉しくなった。

DARE?? は、曲前のカメレオンが「僕の知らない君は誰?」でプツッと途切れるんだけど、そのまま 「誰」 を繰り返す曲。繰り返すというか、エコー? MIRROR〜CHAMELEON〜DARE??の3曲で1曲を編成しているみたいでおしゃれすぎる。

SPECIALZ          
一途(ALBUM ver.)
δ      
逆夢

呪術廻戦コーナー📿

SPECIALZ は、最初聴いた時は正直ミレパっぽさを強く感じてびっくりしたのだけど、聴けば聴くほどやっぱりKing Gnuの楽曲だなと感じたのと、常田さんが世間体に対する遠慮を振り切ったのだと感じた(元々遠慮してないかもだが)
歌詞カードは、シングル通常盤のジャケ写で、文字かボコボコと立体的で厚紙っぽい素材だった。

応答してよ其体温感じたいの
低体温のフローが点けた青い炎
ロマンティックに誤魔化さないで
単刀直入に切り裂いて
熱っぽいラブソングには酔えないよもう

ここのスピード感が特に好き

一途(ALBUM ver.)は、ライブでやる一途感が強い気がする。既発曲との大きな違いはあまり分からないけど、ジャカジャカ感が強い気がする。歌詞カードはクリアな封筒に入っていた。

δ は、シンプルに読めなかった。デルタ かな。
30秒ほどのインスト曲で、逆夢のイントロにすんなりと繋がる曲。呪術廻戦で、帳が下ろされる時にも合いそうだし帳が消える時にも合いそうな不気味さと神聖さをどことなく感じる。ジブリの森のシーンとか夜中のシーンにも合いそう、って個人的に思った。

逆夢 は、ALBUM ver. の表記がないけどアレンジしていないのかな? 冬は逆夢が沁みる。King Gnuの曲の中ではバラード系に位置する様な曲だけど、ポップさも感じるリズム。歌詞カード、1番好きだった。和紙みたいな素材で封筒に入っていて、筆字で縦書きの送辞とかで書くような形式のもの。こだわりがすごいなあ〜

IKAROS
W●RKHOLIC

IKAROS は、しっとりとした子守唄のような曲。NIGHT POOL と同じような部類だと思っている。歌詞カードは金があしらわれていて、少し燃やされているような形で、童話みたいな絵のカード。もしライブでするのなら、スモークと共に歌いそうだな、という予想。

W●RKHOLIC は、インスト曲のようで歌(?)は少しある。短い曲だけど厳つくてとても好き。地獄楽の主題歌を担当したミレパ×椎名林檎の 「W●RK」 のワンフレーズがアレンジされている。歌詞カードはエナジードリンクのような見開きのカード。栄養成分表示までこだわっていて、栄養学生のわたしにちょっと刺さった。

‪):阿修羅:(

CDTVのおったまげライブでニヤニヤが止まらなかった曲。インパクト大なプレステのCM、別バンドのライブ終わりに見て爆笑した。スランバーとかランデブーみたいに厳つくて攻め攻めな歌でとても好き。特徴的な「修羅修羅」と繰り返されるフレーズが頭から離れない。King Gnuが「ピュアピュア」とか「ドキドキ」というフレーズを使うのは、後述するけどなんだか珍しいなと思った。とにかくライブで狂いまくれそうな歌でとても楽しみ。歌詞カードはプレステの癖強4人の写真とデータ画面のような作り。色合いが好き。

千両役者(ALBUM ver.)

今回のアルバムで1番千両役者が好きだった。
エフェクトがかかったような怒涛の歌い出しと、ゲーム感のある間奏がたまらなくかっこいい。
次のライブでこのアレンジver聴けるのなら発狂してしまう。ちなみに今はネタバレ踏まないように必死に自衛しているところ。相変わらず 好きな歌詞 は一緒だけど、本当に好きな歌だな。2番に入る前の「エイッ」みたいな掛け声、なぜか勝手にせきゆーが言ってるものだと個人的に思っていたけど実際どうなんだろう。とにかく1番好き。ずっと聴いている。歌詞カードはポストカードタイプで、覚醒した常田さん(?)が載っている。写真に白ペンで落書きしているアート、好きだな。

硝子窓

リリースされてから感想を述べれてなかった曲。MVもカメレオンと繋がっていて、色々深く考察させられるようなアートワークだった。この曲を聴くためにあまり行かない映画館に公開日に行ったけど、とても良かった。本当に良かった。私の大好きなバンドが主題歌をしている事が誇らしくなった。どちらかと言えばアップテンポな曲の方が好きな私だけど、どんどん聴き入ってしまう清さと深さがある、、。本当に振り幅すごい。

誰かが決めた宿命や
変えられない運命の中で
生き抜く意味を探し続けたい
弱さは負けじゃない
壊れたら直せばいいよ
誰もが一悪を以って歪さ笑って

ここの部分が好き

泡(ALBUM ver.)

私の大好きな 。初めて生で聴いた2021AWでの感動を今でも忘れない。とにかく鳥肌が凄かった。毎回歌うわけじゃないから、ライブでセトリ入りする度に胸が熱くなる。既発曲よりもイントロの鼓動(?)が強くなって長くなった気がした。あと歌い出しの静寂感が増して歌が強調された気がする。あくまで気のせいかもしれないけど。泡は何度も言うけど1度しかないサビの盛り上がりが最高にたまらない。ゆ〜ったりと流れるAメロBメロに対して、一語一語の区切りがハッキリして一気にのぼり上がるようなサビ、本当にたまらん。CDTVのとんでもライブでAcoustic verをしたのは本当にびっくりした。良かったけど私はライブではいつも通りのテンポの泡を聴きたいと思ってる。歌詞カードは青色の半透明のもの。縦書きの歌詞も泡らしさが出ていて好き。

2 M O Я O

爆イケ常田さんのCMソング。着衣入浴があんなにかっこいいなんて。駅があの広告でジャックされていた時、何周もひたすら眺めていた。この曲を朝に聴くと、その日ずっと頭から離れないくらい中毒性ある曲。阿修羅でも書いたけど、この曲では「フカフカのベッド」とか「アツアツの湯船」っていうフレーズがあるのがなんかすごい意外だった。少しメルヘンチックな形容詞(?)が珍しい感じがして。それもあって肩の力が抜けるような曲、だけどKing Gnu特有のメロウさでいい感じに中和されてる。歌詞カードは、シャンプーのCMのおかげか、水に濡れても良さそうな透明素材なのがまあおしゃれってわけですよ。

STARDOM (ALBUM ver.)

間奏のオーオオーオーオーオーオーオーの大合唱がイントロに入ったアレンジがめちゃくちゃ高揚感ある。本当に試合開始って感じ。部活時代に聴けてたら、すごい頑張れただろうな。ライブで「STARDOM」の字が画面いっぱいに出る演出が本当に好き。今回も見れるかな〜 サビで手は必然的に☝‪‪になる。歌詞カードはMVのキャラの人型カードで、歌詞がびっしり書いてある。

SUNNY SIDE UP
雨燦々

SUNNY SIDE UP は、雨燦々に繋がる曲。序章みたいな感じ。雨燦々のサビの「アーメーサーンサーントー」をソプラノ合唱しているような曲。スタジアムライブで雨燦々の大合唱がすごく良くて、それが曲になった感じがとてもいい。雨燦々は爽やかな曲で、じめっと感を出している「傘」とは対比的な雨の曲。夏の天気雨で聴きたい曲。歌詞カードはジャケ写イラスト。このジャケ写は動くやつだったから動いているように見える(幻)。

BOY

BOY は、ライブの定番曲になってる。改めて聴くと 明暗がある曲でアニメのOPに合ってるな〜って個人的に思った。令和版「さんぽ」って感じ、「NEOさんぽ」って感じだと思ってる。腕振って歩きたくなる感じなのよ。歌詞カードは2枚の絵日記タイプ。ほんとアイデアすごいよ。

は、まず読めない。「どう」 らしい。最初 もく って読んでたよ。仝はインスト曲。爽やかで明るい曲が続いたあと、クライマックスに繋げるような厳かな曲。ここから一気に三文小説に惹き込まれるのがすごい。アルバムのセトリ順に聴いてるからかもだけど、仝が流れただけで三文小説来る…ってなるのがすごい。

三文小説(ALBUM ver.)
ЯOЯЯIM

三文小説 も涙が出そうになるくらい良かった。既発曲と比べて、サビの「あゝ」が「あーーーー」と伸ばす感じから「あぁ」とため息をつくような短さになっているのだけど、それがたまらなくエモい。でもライブでは既発曲の伸ばす方を聴きたい。というか、響かせて欲しい。King Gnuは 片想いの恋 というより、2人だけの愛 を歌っているのが多く感じるんだけど、私にはこっちの方が好きだし刺さるんだろうなって思う。ライブでの三文小説の清さには毎回圧倒されるし、本当に聴き入ってしまう。見惚れるというか、聞き惚れるというか。三文小説は歳を重ねるほどもっと沁みると思う。ずっと大切にしたい曲。歌詞カードはMVを彷彿とさせるモノクロの写真。少しシワのある手を重ねている写真が良い。

ЯOЯЯIM は、三文小説が最後にプツッと切れたあと、「微笑んだ君がいるから」 を繰り返す曲。序盤の DARE?? のような。このアルバムはMIRRORで始まり、ЯOЯЯIMで終わる。誕生から死までを表しているセトリ、という考察をX(旧Twitter)で見つけたのだけど、それが少ししっくりきた。輪廻転生を描いてるようで、唯一無二の人生を描いているようで。

THE GREATEST UNKNOWN

今作を聴いて、King Gnuは私の中で唯一無二の存在だというのが改めてわかったけど、「これがKing Gnuだ」 という枠組みを設けないというか、固定観念を持たないようにしようと思った。これからのKing Gnuが生み出す曲もライブも未知の世界でどう進化していくのか分からないけれど、きっと私はその世界に惹き込まれ続けるんだろうな〜。

とにかく最愛。King Gnuへの愛が止まらない作品だった。インスト曲まで感想ツラツラ述べれるのKing Gnuくらいだよ…。待って今文字数ありえないんだけど。本当にレポート。提出場所どこ?

私が参加するツアーは後ちょっと先なので、ネタバレを踏まないように気をつけつつ、いっぱい曲聴いてボルテージを上げていこうと思います。SS席の前方ブロックという幸せ2daysが待っている🎶 けど、もう既に終わることを考えてしまい、寂しい気持ちもある。今年はこれ以降ほとんどライブに行けないと思うので、踊り狂い、歌い狂おうと思います。しばらく会えないかもしれない大好きなKing Gnuの存在、演出、歌、曲、言葉、雰囲気すべてを目と耳と脳と心に焼き付けるぞ〜

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