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楽曲"Gloriosa"を各種音楽サービスにて配信開始しました。機材・工夫・配信の方法・気づきについて綴ります


新曲をリリースしました!

新曲「Gloriosa」を各種配信サイトからリリースしました。
今回は制作機材や、工夫ポイント、今後に向けて活かしたい気づきについて書き連ねていきます。

再生ボタンをおいて置きますので↓ 是非ご試聴いただきながら読んでいただけますと幸いです。

以下、下記各種配信サービスへのリンクです。


今回は、これらの機材で作りました

固定メンバーも多いですが、今回使用した主な機材をハード・ソフト問わずご紹介します。

M2 Macbook Air

高負荷のプラグインを使用していないためか、「Air」で事足りています。
まれに長時間作業を続けているとボディが熱くなりますが「自分もパソコンも小休憩」するようにして対処しています。長持ちしてくれるといいなAir。

Ableton Live

10年以上愛用しているブランドですが、未だに新機能、新ツールの発見に事欠かないDAWソフトです。有望な素材たちをループさせながら比較検討・実験できるのが強みです。

仕上がりはこんな画面に:

MOTU M4 オーディオインターフェイス

以前はFocusriteを愛用していましたが、最近乗り換えました。振り返って比較して見ると、(相対的に廉価な)Focusriteで全然満足だな、と思いました。とはいえMOTUもお気に入り。

PHONON SMB-02 ヘッドフォン

何年か前にSONYのスタジオヘッドホンから鞍替えして愛用中。装着感も心地よいです。

KORG nanoKEY2

入力用のキーボードは、とことん省スペースで挑みました。必要に迫られて、、、というわけでもないのですが。なんやかんやハンディで使いやすかったのでこいつをかき鳴らしました。発売当初よりかなり安くなっているので、オススメです。

その他、お気に入りのプラグインなんかもご紹介。

Synplant (突然変異するシンセ音を楽しむツール)

以前Flumeの動画とともにご紹介したソフトウェアシンセです。

マジで遊べます。

マジでやばい音生まれます。

Speldosa (キラキラしたオルゴール音が生まれます)

こちらは今年知ったオルゴールの音を奏でられるプラグイン。
主役にする場面も作れますし、脇役として主役の音にこっそりユニゾンさせても幻想的な雰囲気つくれます。


制作にあたって、こんな工夫をしました

足して足して幹を引いて足す(Bonoboが教えてくれた工夫)

どこかで読んだ、プロデューサーBonoboの制作Tipsの影響を受けました。(どこかは失念しました)。簡単にいうと以下のような方法。

  1. ループ素材Aを作り

  2. Aに合うBを作り、Cを作り、そしてDを作る頃に

  3. 最初のAを引いてみると、面白い音のループイメージXが浮かび上がる

  4. そのループXに合う音E、Fを足していく

こまめに足し算引き算を繰り返すことで、「特定のループからの離脱を強制」するというのが本質かと思いました。次回以降も活用しようと思います。

サンプリング音を用いて制作に躍動感・生感をふりかけた

「機械」で生成された音だけでなく、個々ぞという場所にフィールドレコーディングを織り交ぜることで、生っぽさを増強しました。

TEACのレコーダーを使うこともありますが、最近はスマホでの録音でもいい音がとれますし、なんだったらちょっと粗い音のほうが気持ち良い場合も合ったり。

こちらも次回作で活かしたいポイント。


音楽配信のために使ったサービス

配信のために要している工数は大きく分けて2つ。併用、オススメです。

1つはBandcamp。秒でリリースしてくれます。
2つ目はFrekul。時間は一ヶ月近くかかりますが、多数のサービスに一斉配信してくれます。

Bandcamp (音源だけでなくグッズ販売も)

ご存知インディペンデントアーティストの味方Bandcamp。
作った曲を即座に配信・販売開始できます。販売の場合は0円(買い手が自由に価格設定できる)も設定可能。

Frekul(維持費を安く抑えて、AppleやSpotifyに一斉配信)

維持費のかかる配信代行サービス多いですが、Frekul経由の配信は無料での維持が可能(2023年10月時点)。めちゃくちゃお世話になっています。

今後ともよろしくお願い致します。

これからSpotifyやApple Music、YouTube Musicへの配信を考えている皆様、Frekulオススメです。


今後に活かしたい気づきや、今考えていること

楽器・ハードウェアをもっと使い倒したい

ラップトップだけで作曲しているFred Again..にたまたま触発されて、今回はパソコン作業がめちゃくちゃ長かったのですが、そろそろハードウェア回帰したいと思いました。

身体で操作するからこそ生まれる揺らぎを大事にしたいです。

物理的な制作環境をハードウェア重視に整えたい

「作業環境・場所・机の状態」が、何を生み出すかに大きく影響すると思っていまして、目指す制作フローに沿うように机の位置、楽器の配置を考え直したいと思います。

次回作ではギターやギターエフェクター、ハードウェアシンセを制作の中心にもって行きたいなと。

曲を作り溜めて海外レーベルにデモを送る

作ってはリリース、作ってはリリースだけではなく、新しいステージに進みたいと思います。インディペンデントだけではできない世界を切り拓くべく、レーベルの門戸を開きたいと思います。

そのためにも、リリースはしばらくお休みして、デモ量産期間にするかもしれません。

おわりに

今回は、新曲”Gloriosa”について「機材」「工夫」「配信方法」「気づき」といった視点でご紹介しました。

過去作品も配信していますので、合わせてチェック(&もし気に入られたらフォロー)していただけますと幸いです。

参考

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