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03 白い魔物 〜初回限定カラーの罠〜

 某カジュアルメガネ店の前を通ったら、好みのフレームが安くなっていたので久しぶりにメガネを新調することに。いざレンズを選ぶ段になって、店頭表示価格の通常レンズは質が悪いので、グレードの高いレンズの方がお勧めだと言われ、店に入る前にイメージした値段の1.5倍になったメガネに釈然としない51歳、原田爺布です。
 今回は、<私の"ミニカー増殖"事情 第3回>

オススメは、「プレミアムトミカ」のフィアット500F

 こうして2台が手元に揃ったので(前回記事)、改めて、しみじみとその2台を見比べる・・・

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 「ドリームフィアット」(写真下)はちょっとボディーが長細く見えますね。リアの扉が開いている分長く見えてしまうのか!
 「プレミアムフィアット」(写真上)の方はずんぐりしているように見えて、そこがいいんです。フィアット500はずんぐりしていて欲しい。丸っこさが魅力です。

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 こうして2台を手元に置いて見た時、もしまだ自分がフィアットを買っていなかったとしてどちらか一つを選ぶなら「トミカプレミアムのフィアット500F」(517円 ※記事執筆時価格)を選んだことでしょう。
 特に今は「ドリームトミカ ルパン三世」は1800円ですからねえ。多分、それを買ったつもりで、プレミアムのフィアットを3つ買います! なんで3つも買う必要があるの? と、聞かれると、ちょっと答えに窮しますが・・・触る用と、開けずにとって置く用と、予備用で3つ? 
 また、3つ買っておくと、「ドリームトミカ ルパン三世(フィアット500)」の時の様に値段が上がったら、嬉しさが3倍になる!?

 では次に、ミニカーの値段が上がる事情についてちょっとご説明しておきましょう・・・。

なぜミニカーの値段が上がるのか? 金型製品の特性

 私たちが手にする工業製品で金型を使って作られるものは、その金型の磨耗なんかの問題で絶版になることがあるわけです。(金型というのは金属で作った商品の型です。クッキーの型と同じ原理。型に液体化した材料を流し込んで型から抜くと、商品の形が出来上がっている)
 金型を新しく作り直すコストと、その商品の売れ行き具合を見比べて、金型製造のコストがなかなか回収できない様な売れ行きだと、もう製造をやめてしまう。どうせ金型を新しく作るなら、最初にどーんと売れる商品の金型を作りたい。金型に投資した分は早期に回収したいのが企業経営。そうすると、そこそこ売れるのにもう出回らないという商品が出てくるわけです。

 ミニカーでもそういう事情が影響します。
 車は毎年の様に新車が出てくるので、ミニカーメーカーはその新車の中で人氣が出そうなものの金型を作り製品化していく。一方、昔から売っているミニカーは、金型の寿命が尽きたところで生産が終了になることがあるわけですよね。よほど人氣がある車種以外は金型を作り直したりしない。そうすると、市場で欲しい人が結構いるけど、その車種のミニカーが出回っていないということが起きるわけです。フィアット500は、その形状の愛らしさから長く愛されるミニカーになる様な氣がします。でも、爆発的人氣というほどではないので、どこかで切り捨てられる。そうするとかつて発売された商品の価値が上がるということに・・・。

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 でも、そんな値段云々は2次的なことでありまして、「プレミアムフィアット」は部屋に飾っておいても、たたずまいが良い。静かぁ〜に、じわぁ〜と、カリオストロ感を醸し出す、親しみの枠、幸福感アイテムなのであります。
 かわいいぞ、フィアット500F!!!

白い魔物、初回限定カラー版の罠

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 さて、上の写真をご覧いただくと、2台の黄色いフィアット500の奥に、白いフィアットがいるのが分かりますでしょうか。
 そうなんです、トミカには初回限定とか、タカラトミーモール(メーカー直販サイト)限定で、製造数少量の別カラー商品が出ているんですね。トミカプレミアムのフィアット500Fにもそれがあったのです。
 いつのまにか、その限定色(パールホワイト)のフィアットまで買っちゃってました! これ、カリオストロとあんまり関係ないのに!! (ちなみに、こちらはすでに通常流通はしていないのでメルカリで購入、750円)
 こうして、我が家にさらにもう1台のフィアットが増えてしまったのです。

 現在、原田爺布のカリ城関係のミニカー数・・・
 ・ドリームトミカのフィアット500、4台
 ・トミカプレミアムのフィアット500F黄色、1台
 ・トミカプレミアムのフィアット500F白色、1台
 計、6台。

 ですが、「カリオストロの城」によるミニカー増殖は、実はこれだけではないのです・・・次回、クラリスの呪いに続く・・・。ああ、恐ろしい。

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