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【デッキ紹介】カエルキネシス

初めまして、リトルたろうと申します。

前回のデッキから9ヶ月が経ってしまいました…。
そしてこのデッキを組んだのもほぼ9ヶ月前な訳です…。ですが、お気に入りのデッキなので是非読んで行っていただけるとありがたいです。

・デッキ紹介

今回のデッキの主役、それは『寝ガエル』です。

このモンスターは名前の通り、自身が相手に寝返り、相手のモンスターをこちらに寝返させる効果をしています。

条件は少しややこしく、『寝ガエル』2体を相手フィールドの端に置く必要があります。
オセロをイメージするとわかりやすいですね。

『寝ガエル』が相手の場に寝返る。
挟まれた相手モンスターがすべてこちらに寝返る。

この効果を使う為にはいくつかハードルがあると思います。
まずは『寝ガエル』を2体盤面に用意する必要がある事。

ですがこちらは『寝ガエル』が【ガエルモンスター】である事や、『寝ガエル』が《レベル2》な事により【スプライト】を使ってデッキから簡単に引き抜く事が可能です。

召喚時にデッキから墓地へ
効果でデッキから《レベル2》を特殊召喚可能
L召喚時にデッキから《レベル2》を墓地へ

次にもう1つの課題となる事、それが
相手モンスターの場所です。

先程の画像を思い出して頂きたいのですが、

……果たして相手は、フィールド端の2箇所を綺麗に空けてくれているでしょうか?

答えはNOです。

現実はこちらです

これ以外にも、相手がモンスターを4体場に展開していたら2体送りつける事すら出来ません。

これらを解決するカードを探していきましょう。

しかし、ただ場所を動かすだけのカードではなく、デッキに噛み合うカードでなければなりません。

そこで採用したカードは『電送擬人エレキネシス』です。

手札誘発やん!

このモンスターは自身をただ墓地へ送るだけで、相手のモンスターを自在に動かす事ができます。

1体動かすだけで2体を寝返らせる事に成功しました!

……いや待て、『電送擬人エレキネシス』なんて【ガエル】【スプライト】と関係ないやん。

そこで登場するカードが『エレキカンシャ』です。

このカードは自分の場の《雷族》の数までデッキから【エレキ】をサーチ出来る壊れカードです。
更には墓地効果により、手札から【エレキ】を沢山場に出す効果もあります。

なんと『電送擬人"エレキ"ネシス』な為、『エレキカンシャ』によりサーチが可能です。

肝心の場に出す《雷族》はというと、
【スプライト】が《雷族》な為、超ゆるゆるです。
『ギガンティック・スプライト』とその効果で【スプライトモンスター】をデッキから出せば、『エレキカンシャ』により2枚のサーチが可能になります。

ですが『エレキカンシャ』の効果は同名モンスターを持って来れないんですよね。

しかし『電送擬人エレキネシス』は1体いればなんとかなるのと、おまけで《レベル2》の【エレキ】を持ってくれば『エレキカンシャ』の墓地効果により特殊召喚でき、未来の【スプライト】展開を伸ばす事が可能です。

地味に『電送擬人エレキネシス』をリクルートできる。


という事で、『寝ガエル』の為に
【ガエル】【スプライト】【エレキ】が集まってくれました。

……でも、

……まだ1体取りこぼしてね?

ですが! 
1体程度で、しかも端にいるモンスターならば『転晶のコーディネラル』で解決ができます。

右端に置いてくれるならむしろラッキーまであります。更に相手が4体のモンスターを展開している場合でも、『転晶のコーディネラル』を使えば解決する事が出来ます。

しかし、相手の場を動かせるモンスターである『電送擬人エレキネシス』は『エレキカンシャ』でしかサーチできず、その『エレキカンシャ』はサーチが出来ないカードになっています。

なのでもう1体くらいは、少し使いにくくてもいいから相手モンスターの場所を動かせるカードが欲しいなぁ、と思いました。

そこで自分が採用したが
『ヴァリアンツの忍者-南月』です。

P効果と、モンスターの②の効果はテキストのシミ

このモンスターは自在に動かせる訳ではないですが、相手の場のモンスターの位置を動かせるカードになります。

ですが、「コイツ⭐︎6だし出すのむずくね?」と思ったと思います。
自分も最初は「ヴァリアンツのギミック入れなくちゃかなあ」と思いました。

正直【ヴァリアンツ】には《レベル2》で展開が出来る、『ヴァリアンツの巫女-東雲』がいるので【スプライト】との相性はいいです。

ですが、このデッキでは【ヴァリアンツ】の中で使いたいモンスターは『ヴァリアンツの忍者-南月』だけです。

なのでデッキの圧迫無しで『ヴァリアンツの忍者-南月』を使えないかと考えました。

そしてそれと同時に、他にも課題が残されている事に気づきました。

それは、
相手の場に寝返った『寝ガエル』の処理です。

相手のモンスターを奪ったはいいですが、守備表示で残った『寝ガエル』は正直言って邪魔です。

それと同時に、『寝ガエル』の効果が1回しか使えないのも【寝ガエルデッキ】として寂しいよなあ、とも考えました。

なので可能であれば、『寝ガエル』が毎ターン使えるようにしたく、そうするにはどうすればいいかを考えました。

現状の課題をまとめると、
①『ヴァリアンツの忍者-南月』のサーチ
②相手の場の『寝ガエル』の処理
③複数回『寝ガエル』の効果を使う方法

上記を満たす為に自分は、
《ペンデュラム召喚》と《バウンス効果》を採用しました。

まずは上記課題にある②ですが、
相手の場の『寝ガエル』をバウンスすれば、相手からモンスターを奪いつつ自分のモンスターは手札に帰る訳なので、爆アドです。

そして③です。
先程『寝ガエル』をバウンスした為、手札には『寝ガエル』が揃っているはず。
それをペンデュラム召喚で一気に場に出せば、再び『寝ガエル』の効果が使用できます。

そして肝心の①、『ヴァリアンツの忍者-南月』を持ってくる方法ですが、《ペンデュラムモンスター》を採用する事によってこのモンスターが使えます。

①の効果

『軌跡の魔術師』は超絶ゆるゆるな召喚条件からL召喚ができ、好きな《ペンデュラムモンスター》をサーチできます。
これにより『ヴァリアンツの忍者-南月』を持ってくる事が可能です。

となると、肝心のペンデュラムモンスターを誰にするか。
現状出ているカード達を邪魔せずにカードを入れていきたいところです。

それと先ほどの《バウンス効果》を持っているカードもあれば理想的。
(現状出ているバウンス効果は『スプライト・スプリンド』があります)

という訳で自分は【メルフィー】を採用しました。
【メルフィー】というよりかは、『メルフィー・キャシー』から繋がる《獣族》モンスター達に注目しました。

このカードは《ランク2》である『森のメルフィーズ』から簡単にサーチ出来る為、【ガエル】や【スプライト】からとても簡単にアクセス可能です。

まず《ペンデュラムモンスター》ですが、『メルフィー・キャシィ』から『EMモンキーボード』を持ってくる事により、両スケールを即座に揃える事が可能です。

相方としては『EMリターンタンタン』をサーチします。

『EMリターンタンタン』は《レベル2》の《獣族》な為、とても噛み合っています。
最悪『ギガンティック・スプライト』から『EMリターンタンタン』を出し、『軌跡の魔術師』をL召喚することも可能です。

それ以外にも『EMリターンタンタン』にした理由があり、シンプルに『EMモンキーボード』の効果を2回使用する為です。

それにより、『軌跡の魔術師』から『ヴァリアンツの忍者-南月』を持ってくるところまで行く事が出来ます。

まずは『EMモンキーボード』を発動し、『EMリターンタンタン』をサーチします。

そしてペンデュラムスケールにセット。

ここでペンデュラム召喚を使い、このターンの展開をします。

そしてターンの最後に、『EMリターンタンタン』の効果を使い『EMモンキーボード』を手札に戻します。

そして次のターン。
再び『EMモンキーボード』を発動。

『EM天空の魔術師』をサーチします。
(スケール7以上の【EM】なら誰でもOKです)

そしてもう1度『EMリターンタンタン』の効果を使い、今度は自身を手札に戻します。

そして『EM天空の魔術師』をペンデュラムスケールにセット。

次に『EMリターンタンタン』を通常召喚します。

ここで他のモンスターも用意し、2体でL召喚。
『軌跡の魔術師』をL召喚します。
(リターンタンタンがレベル2な為、スプライトモンスターを手札から出せたり、ガエルモンスターなど召喚権を使わずにモンスターを展開するカードを使います)

そして効果を発動し、『ヴァリアンツの忍者-南月』をサーチ出来ます。

そのままペンデュラム召喚をし、『ヴァリアンツの忍者-南月』を出しながら、おまけで『EMリターンタンタン』も出せるため、『軌跡の魔術師』の破壊効果も使えます。

②の効果、実は最強


以上が『EMモンキーボード』から『ヴァリアンツの忍者-南月』を持ってきながらペンデュラム召喚する流れでした。


次に先程の課題にあった《バウンス効果》です。
これはシンプルに『ゼンマイニャンコ』を使用します。

シンプルなバウンス効果でありながら、ステータスが《レベル2》の《獣族》な為、
『メルフィー・キャシィ』はもちろん、『ギガンティック・スプライト』や『メルフィー・ポニィ』なんかでも触る事ができます。

『ゼンマイニャンコ』には名称ターン1がない為、1度効果を使用した『ゼンマイニャンコ』をリンク素材などで墓地へ送り、それを『マタタビ前狸』などで特殊召喚すれば、1ターンに2回のバウンス効果を使用する事ができます。
『ゼンマイニャンコ』と『マタタビ仙狸』はペンデュラム召喚で2体同時に場に出すことが可能です。


・デッキレシピ

まだ登場していないカードがいくつも載っていますね。
【イビルツイン】と【素早い】達。

これらはこのデッキの初動で活躍するカードになります。
このデッキの初動は『ギガンティック・スプライト』を着地させるだけで成立するので、1枚で《ランク2》を作れる【ライブツイン】達は重宝します。
他にも小さな理由がある為、後ほど紹介します。

・初動

まずは手札の組み合わせから『ギガンティック・スプライト』をX召喚します。
(【ライブツイン】だけではなく、どこからでも《ランク2》が作れるようになっているので事故率はとても低いです)

効果でデッキから『スプライト・ブルー』を特殊召喚します。

効果でデッキから『スプライト・ピクシーズ』をサーチします。

手札に『エレキカンシャ』がある場合、このタイミングで使えば2枚の【エレキ】カードをサーチできます。

そして次に、2体を素材に『スプライト・スプリンド』をリンク召喚します。

効果でデッキから『素早いアンコウ』を墓地へ。

そのまま『素早いアンコウ』の効果でデッキから2体の【素早い】モンスターを特殊召喚します。
(1体は『素早いビーバー』の方が強い場合が多いです)

そのまま2体を素材に『森のメルフィーズ』をX召喚。
そのまま『メルフィー・ワラビィ』をサーチします。

そのままエンドフェイズ。
手札から『メルフィー・ワラビィ』を特殊召喚し、ターンを終了します。

そして相手のターン。
相手の行動に反応して『メルフィー・ワラビィ』の効果を発動。
デッキから『メルフィー・キャシィ』と『メルフィー・ポニィ』を特殊召喚します。

再び相手が召喚などをしてきた場合、2体の【メルフィー】の効果を起動し、墓地からは『素早いビーバー』を
、デッキからは『EMモンキーボード』をサーチします。

以上がこのデッキの初動になります。

手札にはペンデュラム召喚を可能にする『EMモンキーボード』、そして次のターンに《ランク2》を確定させてくれる『素早いビーバー』がある為とても強力です。

そこから『ギガンティック・スプライト』や『No.29マネキンキャット』を駆使して『寝ガエル』を場に用意します。

更には『スプライト・スプリンド』の効果と『森のメルフィーズ』の効果がある為、防御も可能。

『スプライト・ピクシーズ』もある為、攻撃力の低い『スプライト・スプリンド』の弱点もカバーできており、要らなくなったら手札から特殊召喚で展開もできます。


そしてまだ触れていないカードとして、
『フィッシュアンドバックス』を説明いたします。

手札コストは必要ですが、除外からモンスターを2体も回収できるカードです。
『粋カエル』のコストで『寝ガエル』を2体除外しておけば、いつでも『フィッシュアンドバックス』で回収し、ペンデュラム召喚にて2体展開する事が可能です。

ペンデュラム召喚が採用出来た事による『寝ガエル』の展開パターンの1つになります。

他には『Live☆Twin キスキル・フロスト』が《水族》である為、自身の効果で除外した後に回収する事ができます。
小さな【イビルツイン】シナジーです。


・最後に

以上が『寝ガエル』を主役にしたデッキの
【カエルキネシス】でした。

実は僕が遊戯王人生で初めて作ったデッキが【ガエル】だったので、オリジナルデッキを作り始めてからは常に「いつかガエル使ってなんかしたいなあ」と思っていました。
しかし『餅カエル』とかいう最強カードが存在する以上、カジュアルで【ガエル】は使いにくく、【ガエル】のデッキを考えては強すぎて没にしていました。
ですが『餅カエル』が禁止になったので、「思う存分作ってやるぞ!」という気持ちで作り始めたデッキがこちらになります。

単純に『寝ガエル』を使う為じゃなく、2回目3回目と効果を狙えるようにしたり、何より動きが安定していて色々なパターンで『寝ガエル』の効果を使えるように組めた為とても気に入っています。
(実際は1回目で奪ったモンスターが強いと2回目を使うまもなくゲームが終わるんですけどね…)


ここまで読んでいただいてありがとうございます!
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