それは解りません。
好きな物って理由がないですよね！
食べ物でも音楽でも何でも。
「それを好きな理由」なんて説明のしようがなくて、
「自分の脳は“それ”に触れると喜ぶようにできてる」
としか言いようがないです。


自分のミニチュア好きのルーツを辿ると、多分あれは幼稚園生くらいの頃、３つ上の姉のおもちゃで、ままごとキッチンセットみたいのがありました。
その部材のひとつにナポリタンがあったんですね。
と言ってもそれは模型でも何でもなくて、丸く抜かれた塩ビのシートにナポリタンが荒いドットでカラー印刷がされたお粗末な物だったんですが、自分はナゼかそれがとても好きでした。

その事が元でミニチュアフードが好きになったのか？
それとも、元々ミニチュアフード好きの資質があったから好きに思ったのか？
それは考えても解らないですね。


その次に思い出すのは多分10才位の頃、姉の友人がコカ・コーラのキーホルダーを持っていました。
全長が5cm位の小さな瓶のコーラだったんですが、なんと驚く事に中身のコーラはちゃんと液体になっていて、横にすると黒い液体もちゃんと水平になるんです。
カンドーしました。

家に帰ってからも、
「あれって、もし同じサイズの栓抜きがあったら、栓を抜いてジョボジョボ出るんだろうか？」
とか考えてました。

同じ物がどうしても欲しかったけど、どこで売ってるのか分からなかったし、おそらく10才のお小遣いでは買えないだろうと思って、よく覚えてないけどいつしか静かに諦めていったんだと思います。

【②「ミニチュア」と「食品サンプル」】につづく。