④食器のモンダイとレジンキャスト革命

【③ミニチュアフードとの出会い】のつづき。

その後は年に1~2度、思い付いたように作り始めてはすぐ挫折してやめるというあまり進歩のない期間が数年続きました。

ミニチュアフード制作において、最も自分を苦しめたのは「食器のモンダイ」ですね。

この頃はホットドッグやハンバーガーやピザなど、同じ物ばかり作っていました。
なぜなら食器が要らないから。
カレーやスパゲティや定食なんかを作りたくても食器がなければ作れません。

樹脂粘土で一生懸命ドンブリや皿を作った事もあったけど、もう全てのやる気が消し飛ぶほど不細工な物しか作れず、これを解決しない限り先に進めないのは明らかでした。

そして何年もの試行錯誤の末、行き着いたのがレジンキャストでした。
頑張って原型を一つ作ったら、シリコンで複製型を作ります。
そのシリコン型にレジンキャストを流し込んで複製します。

これは革命的でした!
この“レジンキャスト革命”により、最大の壁だった食器モンダイは解決し、今まで作りたくても作れなかったたくさんのメニューに片っ端から挑戦できるようになりました。

ミニチュアフードをやっていると、いつもずっと何か“方法”を考えている気がします。

「半熟の卵の質感はどうすればいいか?」
とか、
「カットレモンを作るいい方法なないか?」
とか、
「小鉢を作りたいけど原型を何で作ろうか?」
とか。

ミニチュアフードに決まった作り方はなくて、考えれば考えるほど方法は無限です。

このnoteでは、ミニチュアフードの作り方を自分なりのやり方ですが紹介していきたいと思っております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?